22日の日曜日の昼間、新宿でみました。 「はじまりのうた」
全編NYでロケした音楽もので、Keira KnightleyとMark Ruffaloが主演してて、Catherine Keenerも出てて、プロデュースにJudd Apatowも参加、ときたら見ないわけにはいかない。
ダウンタウンのライブ小屋のアマチュアナイトで強引にステージに上げられたGretta (Keira Knightley)の弾き語りを聴いた酔っ払いのDan (Mark Ruffalo)がこれだ、こいつだ、て喝采するところから始まってふたりが出会うまでの経緯と、ここからのふたりのリベンジを含めた再出発を描く。
もともとGrettaは彼のDave (Adam Levine)と一緒に音楽を作っていて、そのレコーディング契約でNYにやってきたのだが、会社が必要としていたのは彼のほうで、こいつはプローモーションで西に行ったときに別の女の子とできちゃったので、彼女は同居部屋を飛び出して旧知の路上ミュージシャンのとこに転がり込んで、Danはかつては名の知れたA&Rマンとして90年代(たぶん)にレーべルを興したものの最近の業界のやりかたについて行けずに飲んだくれてて、会社のパートナーと大喧嘩して辞めちゃったところで。
こうして、過去をすっかり清算しすっからかんで路上に迷い出てしまったふたりは、いろんなツテでミュージシャンを集めてNYのいろんな場所で野外ライブレコーディングしよう、て大所帯のバンドごと駆け回って、そうしてできあがったデモをどうしようかー。
風のように集められたいろんなのを再び風のもとに散らして、さて。
という現代の都市の夢物語を”Once” (2006)の監督はものすごい気負いも泣きも感動もなく、あっさり風味のラブコメのように仕上げていて、それ故にこれってひょっとしたら… みたいなかんじすら漂うところはさすが。 “Once”みたいにミュージカルにも転用化。
でもこれ、Tokyoではぜったいに起こらないよね。
Keira Knightleyさんは、あの役にしては線が細すぎやしないか、とちょっとだけ思うけど、歌も素敵だし、Mark Ruffaloさんはぷーんと匂ってきそうな小汚い怪しい中年男を見事に。
Danの娘Violetを演じるHailee Steinfeldさんは、”True Grit” (2010)の女の子なのね。
Grettaの彼役のAdam Levineであるが、わたしはMaroon 5を冗談バンドとしてしか見たことがなくて、彼の背後に終始Will Ferrellの影がちらつくものだから、おかしくてしょうがなかった。
朝ふたりが会う場所がSchiller's Liquor Barだった。 ほんとに朝食にはよいところなの。
あと、ちらっと映ったのはCongee Village ? 数少ないお粥場なの。
3.01.2015
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