まだ一週間前のことだというのに、あんまし思いだすことができない。
低気圧ひどいし、粉が目を直撃してくるのでなんのやるきもでないし、やること多すぎやしないか。
行きの飛行機は深夜0時の搭乗だったので映画みないでそのままぐーぐーねた。
でも着陸1時間くらい前には目覚めてしまい、なんか見たいのあるかなーと思って、久々に “You've Got Mail” (1998) でも見てみよう、と。
ストーリーはどうでもよいとして(あれこれ言わなくたっていい、てことよ)、いまモデムのぴーひゃら音がわかる若者とかいるのかしら、そもそもモデムって死語かしら、とかAOLのブラウザなつかし、とか、この頃はスタバの扱いなんてこんなもんだったのよね、とか、結局このあと大規模書店みんな、Amazonに負けちゃって堅めのインディー書店のほうが生き残っちゃったねえ、とか、いろいろ感慨深かった。
この作品て、”The Shop Around the Corner" (1940)の伝統を正しく継承した文通ラブコメの最後の姿になったのかしら、SNSの時代以降、こういうのはもう、いよいよ成立しなくなったのかしら。
木曜の晩ごはんは、海沿い(East Coast?)でカニたべた。ブラックペッパークラブとチリクラブ。
ぶっ叩かれてブツ切りされたでっかいカニが黒胡椒ソースとかチリソースとかにべしゃべしゃにまぶされて出てきて、ソースはきれいにシャツに飛び散ってくれやがって。 そりゃおいしくなくはないけど、こんなにごつくでっかく立派に育ってばりばりに硬い甲羅もできてたのに、こんなふうにバラされてチリソースにまぶされるのってとっても屈辱だろうなあ、て思ってしまって集中できない、ていうか身をほぐすのに集中するとそういうことばかり頭に浮かんでくるのだった。
金曜の晩ごはんは、どこだかよくわかんない住宅街みたいなところでアメリカのBBQを。
St Louis Pork Spare Ribsとかがあって、あまりに普通にあたりまえにアメリカのBBQとかBafflo wingsがどかどか出てきて、聞くとお肉ごとアメリカから輸入しているのだと。 というわけでアメリカのほうにホームシックになってしまうのだった。
土曜日の昼ごはん - 映画を見る前 - は、映画館の対角線反対側のION Orchardの地下街にあった御寶粥麺専家(Imperial Treasure Noodle & Congee House)ていうとこでひとりお粥と皮蛋。 食堂街でここだけ混んで並んでいたので入ってみたらやっぱりおいしくて、ついでにエッグタルトも戴いた。
映画の後は、タクシーに乗ってBotanic Gardensに行った。 Orchid Garden以外は無料で、歩いているだけで熱帯系の変な植物、だけじゃないいろんなのが次から次に現れるので飽きない。 Ginger Gardenで、数台のカメラが這いつくばって数メートル先のちっちゃい何か(動いているようだったがちっちゃすぎてわからず)を撮ろうとしていて、彼らの背後でなにかとっても不謹慎なことをしたくなったが、がまんした。
それにしても、New YorkのともBrooklynのともKewのともちょっとずつ違うもんだねえ。
(そりゃそうか、ひとんちの庭だってぜんぶ違うしね)
陽射しが強くなかったらもう少しうろうろしたかったのだが、5時過ぎにタクシーでもどった。
帰りの便は夜の10時発で、映画のリストだけは3月のに更新されていて、”Horrible Bosses 2”があったのでこれだけみる。
Nick (Jason Bateman), Kurt (Jason Sudeikis) , Dale (Charlie Day) の3人はもう上司に縛られるのまっぴら、と自分たちでベンチャー立ち上げて独自開発のシャワーヘッド(シャンプーもコンディショナーも自動で出てくる... )を売り出そうとしていて、そしたらある会社がすごいオーダー入れてきたので舞いあがったらそこの経営者(Christoph Waltz)も息子(Chris Pine)もひでえ奴らで、あたまきて息子を誘拐してやれ、とか言ってたらファザコンの息子もその計画に入ってきて。
かつてのBossたち - Kevin Spaceyも獄中からあれこれ言ってくるしJennifer Anistonもちゃんと出てくるし、他にJamie Foxxなんかも出てきて、キャストだけはやたら豪華で、でもブラック上司の話とは関係ない、ぼんくら3人のどたばたでしかなくて、でもそこそこおもしろいからいいかー、程度。 めちゃくちゃお下品な言葉を吐き続けるJennifer Anistonさんがたまんないの。 あとChris Pineのしょうもない崩れっぷりと。
こんなもんかしら。 もう当分シンガポールはいいかも。
3.08.2015
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