7.25.2018

[film] Incredibles 2 (2018)

15日、日曜日の昼間、Picturehouse Centralで見ました。 2Dで。

1は映画館で見ていなくて、こないだTVでやっていたのを見てから来た。別に見ていなくてもだいじょうぶなかんじ。

前座の短篇は”Bao”って、中華のお饅頭のBao(包)で、粉をこねてほかほかBaoを作るお母さんと家族のお話しで、まだ良質なCMが作られていた昭和の時代のCMみたいなほのぼのしたやつだった。お饅頭食べたくなった。

Incredicbles 2、冒頭にモグラ戦車(1の球形ロボもそうだったけど、なんかどれも懐かしいよね)を使った銀行強盗との捕り物で街はぐしゃぐしゃの大騒ぎになり、これでスーパーヒーローは危険なので御法度論が復活して一家は職を失うのだが、唯一私企業で手を差し伸べてきたとこがあって、でもそれは女性活用みたいな観点からママに対してだったので、パパはむくれて、他方で宣伝塔になったママはどこからか寄せ集められてきた変てこ超人たちと一緒に颯爽と悪党退治に乗り出すのだが実はそれが罠で —

昨今のスーパーヒーローものではすっかり定番になっているスーパーヒーロー不要論(→ やっぱ生産性ひくい? ぷぷ)と、”Wonder Woman”あたりから出てきた、やっぱり女性かっこいいよね、ていうのと、スーパーヒーローって言っても市民なんだから家庭生活とか日頃の悩みとかふつうにあるよね、ていう下世話なうじうじが万遍なく散りばめられてて、今回一番ポイントになるのは、ママが働きに出てパパが家事育児の地味な大変さを思い知る、ていうあたりだろうか。スーパーヒーローだろうがなんだろうがそんなの関係なく家事育児への役割期待はあるのだから黙ってやれよ、って。あんたスーパーなんだろ? って。ま、それを文句言いながらも淡々とこなしていくパパは偉いよね。

でもとにかく、このアニメの最大の魅力である伸縮変幻自在の人体を駆使したキレのよいチームプレー - 地の果てまで跳んでしなって弾けて吹っ飛んで - は健在なので十分に楽しめる。顕現しはじめた赤ん坊のパワーもまだわけわかんないけど最強ぽいし。

それにしても妖怪人間ベムとかゲゲゲの鬼太郎とかを見て育った世代からすると、この明るさ朗らかさってすげえな、しかない。 Incredibleなもの(特に家族周辺)に対する目線の圧倒的な違い、清々しいくらいの正しさ。Respect。

予告でかかった”Wreck-It Ralph 2”がなかなかすごかった。 ウサギ…

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