11.21.2016

[film] Bridget Jones's Baby (2016)

10月29日、土曜日の夕方、新宿で見ました。

なんか、ぜんぜん悪くなくてびっくりする。SATC2みたいになっていたらやだな、だったのだがふつーのコメディとして爽やかに笑えるかんじだった。

まずは冒頭でHugh Grantが飛行機事故でしんでて笑える。
Bridget Jones(Renée Zellweger)はMark(Colin Firth)と別れて以来どこにも行きようがなくて誕生日も痛いかんじにひとりで、女友達とふたりで野外フェス(グラストンベリーみたいな)にいって酔っぱらってハメはずして知りあったJack(Patrick Dempsey)のテントで寝ちゃって、その数日後に再会したMarkともよいかんじに盛りあがって寝ちゃって、しばらくしたら妊娠していることがわかってあらどうしましょ、になって、中年男ふたりにこわごわその旨伝えてみるとしがらみフリーで収入も申し分なく安定しているふたりはどっちも前のめりでのってきたのでこれはこれでどうしよ、で子供の父親はどっちなのかていうのと、ふたりのうちどっちかと一緒になるべきなのかそもそもこれって子供ができたからそうなっているのか、いやそれとは別にとまでは言わないけど自分と一緒になりたいってことなのかどうなのかとか、いろいろ心配してみたりするのだがそんなの関係なく極めて能天気に話しは大団円に向かって豪速球ですっとんでいくので楽しいの。 こんなもんでいいのよね。

あんなうまくいくかよ、ていうひとはいうのだろうが、他の落着地点を見いだすのはなかなか難しい。
それくらいラブコメとしては完成されていて崩しようがないかんじ。 これに関してはよい意味で。

どっちとどうなるのかはだいたいわかっちゃうのだが、やっぱりあのセーターの魔法と結界は裏切らない、てこと。 ていうかあんな怪しいマッチングサイトで儲けた奴があんな爽やかなわけねーじゃん、とか。

でもさー、Patrick Dempseyがでてくるラブコメ、結構好きなんだけどー。
”Enchanted” (2007) とか “Made of Honor” (2008) とか、いいよね。

邦題の「ダメな私の最後のモテ期」てなーんか微妙で、Bridgetはダメだからモテなかった、それが最後になぜかモテるようになった、わけではなく、これまでの前2作でもダメだったけど、でもずっとモテていたんだよね。 ダメなことを嘆いたりぼやいたりグチったりするのは芸風みたいなもんで、ヒトのせいにも自分のせいにもしないでひたすら無反省を貫き、何百回でもおなじ失敗を繰り返して、でもへっちゃらなの。  いいなーこういうの。見習いたいなー。

さすがに子供も生まれて結婚したら落ち着いちゃうのかなあ、と思ったのだがラストの新聞記事でわからなくなってきたかも。 たぶん、もうじき夫はガキを連れて出ていっちゃうんだとおもう。

音楽はCraig Armstrongさん。 どうでもいいけど、Ed Sheeranの外見て、ほんとぱっとしないねえ。

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