夏休みのおもいで。
21日の夕方18:30にJFKに着いて、道路が結構混んでいて20:00少し前にホテルに入って、20:30の上映には間にあうと思ったら地下鉄が一部しんでたので乗り換えたりで(でもそのおかけで地下鉄まるごとNeil Youngの新譜広告、ていうのをみた)、ぎりぎり駆けこんだ。
やっぱしこれはTimes Squareで見なきゃ、と強く思っていて、AMCていうシネコンのDolby Cinema at AMC Primeていう座席指定のにしたのだが、これまでのシネコン個別の爆音仕様カスタマイズ(TCXとかもそう)と比べてDolbyががちで設計しているらしいこいつはレベルがぜんぜん違った。 竜巻のように音が襲ってくる(襲われたことないけど)。
最初にマンハッタンのAldridge Mansionていうお屋敷で幽霊が出て、そこからしばらくして大学で数学を教えているErin (Kristen Wiig)のところにあなたの書いた心霊現象についての本を読んだんだが、ていう人が訪ねてきて、それは若い頃に書いたとっても恥ずかしいやつだったので誰がこんな? ていうと共著者だったAbby (Melissa McCarthy)がAmazonにupしていて、あたしのキャリア台無しにする気か? て文句言いにいったら彼女の学校の研究室にいたのがTech担当のJillian (Kate McKinnon)で、そこに丁度Aldridge Mansionから通報が入ったので3人で行ってみたらやっぱりあれが現れ、その映像が騒ぎになって、けっかみんなは学校をクビになってしまったので、退治屋を始めるしかなくなって、そこにMTAでやっぱり幽霊をみていたPatty (Leslie Jones)と頭からっぽの受付係の男 (Chris Hemsworth)が加わって、そこから先は全員粘液まみれになって転がっていくだけ。
"Bridesmaids" (2011)の監督と女性中心のキャストがいて、同様にバカな男(Jon Hamm → Chris Hemsworth)がでてきて、おかしなバディ同士が手を取りあって困難に立ち向かうお話しをそのまま幽霊退治モノに移植したのだからつまんないわけがないし、なんの無理も違和もない。 実家が葬儀屋でMTAのブースにいるPattyなんて、いかにもだし。 女性だからってわーわー文句いう連中 - まあいるんだろうねそういうバカ... - のことなんて考えなくていい。
だんこPaul Feigさんを支持したい。
CGとか、花火みたいにどかどか威勢よくて見ごたえはたっぷりなのだが、決着のつけ方だけちょっと、あまりに最近のヒーローものにありがちな、いいかげんな自己犠牲と、でもなんとかなるからOK - みたいになっちゃっているのが少しだけ。 どうせ実体ない幽霊が相手なのだし、コメディなんだから思いっきりバカなほうに踏みこんでくれてもよかったかも。
あと、もっとえげつなく体をはったどたばた("Bridesmaids”には確かに)があってもよかったかも。
せっかくMelissa McCarthyとLeslie Jonesがいるんだし。 Kate McKinnonひとりがなんかかっこよくてずるい。
オリジナルとの対比でいうと、オリジナルの何人かはちゃんと出てくるし特撮はゴージャスになっててすごいし、でも、オリジナルのマシュマロマンがビルの間から登場したときの鳥肌、あれを超えるものはそうないはずで、あればっかりはしょうがない。
でも夏の打ち上げ花火としては爽快で気持ちよいの。なんも考えずにへらへら笑ってみていられる。
それがいま、どれだけ貴重なことかー。
ラストのあれ、Tomになろうっていうのか?
あと、Sigourney Weaverの神が頻繁に降臨する夏、が指し示すのはなにか? (ref. “Finding Dory”)
Pat Kiernanさんは、もちろん出ていますとも。ええ。
7.27.2016
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