6.12.2016

[film] The Huntsman: Winter's War (2016)

5月29日、日曜日の晩、六本木でみました。
これの前の"Snow White and the Huntsman” (2012) を見ていないのだが、ぜんぜん別のもんとして楽しめるよ。

かんじとしては、Charlize Theron、Emily Blunt、Jessica Chastainのきれいだけど戦闘もできるし怒らせたらすごくおっかなくて命がいくつあっても足らない系の女傑競演 - これの頂点にいるのがCate Blanchettさんなのだがさすがに出てこない - による幻妖戦国絵巻で、昔の東映だったらオールスターお正月映画でどーんと出すようなやつ。 白雪姫外伝とはとても思えない、Kristen Stewartさんが逃げだしたのも無理ない、アナ雪 × ホビットでよくリミックスしたもんだわ、と思うがこれはこれでおもしろい。

白雪姫との戦いの末に鏡の奥に封じ込められた魔女のCharlize Theronには妹のEmily Bluntがいて、ほんとはよいこだったのに姉の罠にかかってFrozenの技を引き出され、自分の国を築いてからはまずいろんなところから攫ってきた子供たちを鍛えて育てて最強の軍団に仕上げていく。
のちにThe HuntsmanとなるChris HemsworthもJessica Chastainも始めはそうやって攫われて武芸を仕込まれた子供たちで、子供らのなかでも最強だったふたりは恋におちたところでそれに嫉妬したEmily Bluntに引き裂かれて放擲されて、そこからChris HemsworthはThe Huntsmanになって白雪姫を助けて、他方でEmily Bluntの王国は勢力を拡大していって。

時は流れて、あの鏡のせいで白雪姫の具合がわるくなった - じゃあそんなの壊しちゃえばいいじゃん、と思うのだがそうはせず、どっかにそれを運び出そうとしたところで、その関係者が互いに殺しあう、ていう事件が起こり、鏡を安全な場所に隠すため(だから、なんでそこで壊さないのさ?)にChris Hemsworthとドワーフたちが登場し、それを狙うのにいろんな魑魅魍魎とEmily Blunt王国がやってきて、死んだと思っていたJessica Chastainも女忍者のように現れ、こんなふうに指輪を鏡に置き換えたスケールやや小さめの”The Hobbit”みたいになっていくの。 人々がぐるぐる追っかけまわして奪い合う鏡の奥にはCharlize Theronがいるものだから、最後にどうなっていくのかは容易に想像がつくというもの。

あとほんの少しだけ鏡、ていうテーマに着目して姉と妹とか善と悪とか掘り下げていったらもっと深くおもしろくなれたかもしれないのに、絵巻を広げすぎちゃったんだろうねー。

なんかEmily BluntとJessica Chastainの役は逆のほうがよかったのでは、とか、The Huntsman - Chris Hemsworthがぜんぜん強そうにみえない、とかいろいろあるけど、いいかー。

続編は、不機嫌が止まらなくなったKristen Stewartが戻ってきてChris HemsworthとJessica Chastainの仲を引き裂きにかかるのだとおもう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。