NYへの行きの便とダラスからの帰りの便で見た映画とか。 あんまりなくて新しいの2本だけ。
NYからダラスへの便は完全に失神していた。
The Choice (2016)
原作はNicholas Sparksで、「王道」である、とか解説には書いてあったので見ないわけにはいかない。
獣医のTravis (Benjamin Walker)は湖畔(?)に代々からのでっかい家を持っていて毎日夕方になると外に椅子を出して犬とビールで涼んでいて(いいなー)、彼女はいたりいなかったりで、その隣にやはり犬持ちの医学生Gabby (Teresa Palmer)が越してきて、ふたりは最初つんつん喧嘩しているのだが、案の定仲良くなってそしたら彼女には婚約者がいることがわかってTravisはむくれてしまうのだが、やっぱし彼女じゃなきゃだめなんだ、って婚約者に殴られにいって、とにかく一緒になって子供もふたり生まれて、そうしたらやっぱし運命の嵐の晩がきて、Gabbyは …
題名の“The Choice”ていうのは、あのときの選択が運命を決めたんだか運命の選択が天からやってきたんだか、でもそのおかげでぼくは/ぼくたちは … みたいな例のやつで、そんなふうに自分を信じれる強いやつだけが赤い糸に繋がっているのだ、みたいないつものやつで、あんなかっこつけたセリフそう簡単に出てきてたまるかよ、ていうあたりも含めてたまんないのだった。
でも今回のはなんかふつう過ぎてちょっと「王道」からは遠かったかも。
あれじゃ神さまお星さまありがとうー、で終っちゃうのよね。
Benjamin Walkerさんはなんかムダに見えてしまう額の横皺を除けば悪くないし、”Warm Bodies” (2013)のTeresa Palmerさんも素敵なんだけどー。
Concussion (2015)
帰りの便で見るのがなくて。
NFL (アメリカンフットボール、たぶん)業界と脳震盪の闇に迫った感動の実話。だって。
アフリカからやってきた真面目で敬虔な検屍医のDr. Bennet Omalu(Will Smith)は、NFLのスター選手だったMike Websterのホームレスと化してぼろぼろになった遺体の検屍を担当して、なんかおかしい、てスライスした脳の組織を調べていく。 生前の脳スキャンに異常は見られないのだが、組織片には細かい血だまりがいっぱいなの。 で、同様に不可解な事故起こしたり自殺したりした元選手達のケースを調べても同様で、要するに、水溜まりにぷっかり浮かんだお豆腐であるところの脳が激しくぶつかったり揺すられたり震盪したけっか、内部に細かい血栓がいっぱいできて脳が機能しなくなって、認知障害を起こしたり記憶をなくしたり自分が自分でなくなったり … おっかないよう、としか言いようがない事態になっていたことがわかる。
Omaluはこの症例に名前をつけて学会誌に発表するのだがNFL側からはそんなのいんちきだフットボールと脳障害に関連なんてあるもんか、て激烈に反論されて脅迫まで受けて疲れて田舎に引っこんでしまうの。
これが報道されていた当時はひどいなあ、くらいにしか思っていなかったがこんな裏側があったんだねえ、と。 タバコ業界がタバコと健康被害に関連はない、て主張していた頃のと同じやり口なのだが、スポーツだからねえ、おそろしやおそろしややっぱりスポーツもオリンピックもぜんぶなくなっちゃえばいいんだわ、て改めて思った。
Will Smithは抑えに抑えた劇渋の演技で、ああ「名優」になりたいんだろうなー、なかんじ。
“Bad Boys”のちゃらちゃらしてた頃が一番好きなんだけど。(来年の”Bad Boys 3”は…)
そのた。
今回、なんとしても見たかったのはもちろん”Love & Friendship”だったのだが、NYではむりで、ダラスではそんなのどこでもやっていないのだった。
あと、夜中にHBOをつけたらたまたま”Game of Thrones”やってて、娘さんが火山の前ですっ裸になってて、みんなその前に跪いていて、唐突にすごくて、あーぜんぶ見てみたいなー、になった。
あと、深夜のLate Night: Seth MeyersにGreta Gerwigさんが20日公開の”Maggie's Plan” のプロモで出ていた。 髪をショートにして、とってもきれいだった。
5.25.2016
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