帰りの飛行機は月が変わって9月になっていて、機内の映画プログラムも変わって、見たくてしょうがなかったのが2本入っていたので万歳した。 機内で見たやつはこういうかたちでは書かないことにしているのだが、やっぱし書いとこ、書きたい、と思った。 ので書く。
おもしろかったし。 そのうち公開されるのであればいいけど、その見込みあんまなさそうだし。
それにしても、なぜ自分はこんなにMelissa McCarthyの映画を見ているんだろう、て思う。
最近のは殆ど見ているのよね、機内とか現地とかで。 愛してしまったのかしら。
Bradley Fine (Jude Law)がCIAのスーパー諜報員で現場にいて、Susan (Melissa McCarthy)がCIAオフィスの端末(彼のコンタクトレンズと連動している)からいろいろ敵の位置とか経路とかの情報を渡したり注意を促したり彼の後方支援をしてて、ふたりのコンビネーションはパーフェクトで、問答無用で相手をやっつけてしまう。 冒頭で核弾頭の取引をしようとしていたロシアのボスをやっつけた(くしゃみしたら引き金が、ていうクラシックなやつ)後、どこかに消えてしまった核の行方を追うべく、彼の娘(Rose Byrne)にたどり着いたところでBradleyは顔面に弾丸うちこまれてしまう(のがSusanの画面に)。
彼の仇を討つべくこの件を全うするのは、スパイをやるのはあたししかいない、てSusanは奮起して、スパイ道具一式(めちゃくちゃしょぼい)もらって、偽名と偽プロファイル(めちゃくちゃださい)もらって、Rose Byrneを追っかけてパリに行くの。
そんな彼女の行動に絡んでくるのは、どSの上司とか、すべてがとんちんかんのくせにちょっかい出してくるJason Stathamとか、女ならなんでもいいイタリアすけべ野郎とか、オフィスの同僚女子とか、同僚とはちがうけど、50 Centとか、癖のある連中ばかりで、彼女だってあの体型のあの振る舞いなので、真面目に真剣に突き進めば進むほど、二次災害も含めて騒ぎはでっかく転がっていって収拾がつかなくて、痛快ったらない。
おおよそスパイらしからぬネジの外れた人がスパイをやって大騒ぎを巻き起こすどたばたコメディには、Rowan AtkinsonのとかSteve Carellのとか、これまでもいろいろあったが、これはなかなか本格的なかんじがして、おもしろい。
なんで本格的なかんじがするんだろ、と思ったのだが、Melissa McCarthyひとりが突出しているわけではなく、味方も敵も全員が異様なテンションで追いかけっこして変なことをやっている、ということにつきる。 スパイって全員変態(Rogue Nation)なんだよね、てこないだMI5を見て思った、そういうテイストがこの映画にもあるのと、Paul Feigて、こういう群衆変態ドラマをやらせるとしみじみすごいの。”Bridesmaids"にしても"The Heat"にしても。
”Ghostbusters”たのしみだよねえ。
キッチンでのバトルとか半分くらいはスタントなんだろうけど、サモハンかよ、とか思うくらいすごいし楽しいし。
続編つくらないかしら。 その前に”The Heat 2”だけど。
9.10.2015
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