すこし前に戻って3日の晩、Seattleでの二日目の晩、夕食が早く終わったので、7:30頃、裏のシネコンに走りこんで見ました。
James Gandolfini の遺作… ではない最後から二番目の作品。
Eva(Julia Louis-Dreyfus)はシングルで、高校生の娘と暮らしていて、でっかいマッサージ台を運んで訪問マッサージ師をしてて、ある日友人(Toni Collette ..さいこう)に誘われたパーティで詩人のMarianne (Catherine Keener) と会って、更にばついちでTVプログラムのアーカイブの仕事をしているAlbert(James Gandolfini)とも会って、Marianneのおうちに呼ばれてマッサージしに行ったり、Albertとは食事をしたりして仲良くなる。
そうしているうちにAlbertの娘を介してMarianneはAlbertのex妻で、Marianneからさんざん愚痴を聞かされていたex夫ていうのはEvaが好きになろうとしていたAlbertのことだったことがわかって、びっくりして、そうこうしているうちにMarianneの家で全員が鉢合わせして、みんなすんごく気まずくなって、あーあ、になるの。
というだけの話なのだが、EvaとAlbertがだんだんに仲良くなっていくところとか、しょうがないなあ、ていうかんじでよりを戻すところとかが、ふたりの笑顔のゆっくりゆるやかな切り返しだけで、とてもよく描けていてよいの。
大人の恋、とかぜんぜん信じたくないし見たくもないのだが、ここにあるのがそういうのだと言われたら、そうかも、て素直に納得する。
James Gandolfiniが玄関脇のテラスのとこに熊みたいに立って少し目を細め、怒っているような笑っているような、まったく... みたいな顔をしてこっちを見ているとこ、ほんとうに惜しいひとを亡くした、ておもう。
彼の代表作は"The Sopranos"じゃなくて、こっちにしたい。
エンドロールの最初に、小さな文字で"For Jim"とだけ、画面の真ん中にぽつんと出る。
バックに流れるのがEELSの"I Like the Way This Is Going"なの。
Evaの娘の友人役でTavi Gevinson さんが出てて、用もないのにEvaの家のソファでごろごろ寝てばかりの役で、なかなか素敵だった。
これの後に"Gravity"にはしごしたの。 とてつもない段差をかんじた。
10.18.2013
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。