Metropolitanを出てからバスで5thを下り、MOMAで見ました。お昼になったかならないかのあたり。
http://www.moma.org/interactives/exhibitions/2013/magritte/
マグリットのシュルレアリストとしての画業にフォーカスした26年から38年までの絵画たち。
マグリットって、たいてい小学生の頃に読むシュルレアリスム入門みたいな本で読んで知って、なんか子供っぽいかも(←子供はおめーだ)とか思って、その後はエルンストとかキリコとかデュシャンとかに行ってしまったので、実物をきちんと見たことがなかった気がした。 のでちゃんと見る。
教科書アートだねえ、と改めて思ったがこれだけごっそり有名なのが揃っているとやっぱし盛りあがるし、ひとつひとつのイメージが鏡の奥のほうに反射し、広がって延びていく。 まさに「平凡さに潜む謎」。
"The Lovers"も“Treachery of Images” - 『さよならを待つ二人のために」でヘイゼルが着てたTシャツ - も“The False Mirror”も"The Rape"も“On the Threshold of Liberty”も"The Grand Family"も、タイトルだけだとわかんないかもだけど、絵を見たらみんなすぐあーあれかぁ、なやつ。
あと、まとめて見て思ったのはベルギーの冷たさと暗さ、クールネスってあるなあ、とか。
ブルトンとはぜんぜん合わなかったよねえ、これじゃ。
ほかに見た展示は:
American Modern: Hopper to O'Keeffe
タイトル通り、George Bellows、Edward HopperからCharles Sheeler、Georgia O’Keeffe、Andrew Wyethあたりまで、期間でいうと1915から1950あたりまでのアメリカの絵や写真を並べたもの。 でっかい絵はなくて、その絵の小ささとその小ささ故のナイーブさというか神経症なところもまたアメリカの近代、なのだった。 地味だけどどれも素敵な絵画たち。でっかいアリーナではなくて、カフェやライブハウスでかかる音のような。
Soundings: A Contemporary Score
MOMAで最初のSound Artを集約した展示(ほんとなの?)らしい。
16のアーティストによるいろんな作品をいろんな小部屋に展示、というか音と一緒のインスタレーションとして垂れ流していて、クリック音とか電子音とかじゃーじゃーノイズとか、それらに連動して点滅するストロボとかLEDとか、かたかた回る機械とか、そんなのばっかしが延々。 なんでこうなっちゃうんだろ、なっちゃうもんなのかしら? と少しだけおもった。
会場でずっと立って見張りしているおじさんたちがしんどそうでかわいそうになった。
で、ここを出てからバスでLincoln Centerに向かい、NYFFの"Inside Llewyn Davis" - 以降のを。
(もう書いたやつね)
10.20.2013
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