13日の晩、"Beau Travail"が終わったのが20:30くらい、これは「お休み」なんだからまだまだ休むのはもったいないし、Denis Lavantのあんなダンスを見たあとでじっとしているなんてできるわけないのだった。 なので、地下鉄でクイーンズからSOHOに出て、Aquagrillで生牡蠣12種類を12個流しこみ、40分かそこらで出て、22:20からIFCで見ました。
アラバマのMuscle ShoalsにあるFAMEスタジオ、とその周辺に関するドキュメンタリー。
Muscle Shoalsサウンズ、て呼ばれているものってどういうの? をきちんと押さえておきたい、というお勉強で。
冒頭にBonoが出てきてしゃべりだしたのでなんだよ、とかおもう。
こないだの"20 Feet from Stardom"もそうだったけど、こういう、ちょっとマニア向けのドキュメンタリーの掴みに大御所が出てきて偉そうになんか喋る、てどうなのかしら。
FAME(Florence Alabama Music Enterprises)スタジオのオーナーであるRick Hallを主な語り部にここでのレコーディングの歴史となんでああいう音なのか、の秘密に迫る。
こないだの"Sound City"の場合だと、Neveのコンソールとかスタジオの仕様とかが肝にあった気がするが、ここの場合そういうのはなくて、スタジオを囲むMuscle Shoalsという土地、川、沼、そういった風土とかスピリチュアルぽいなんかとか、年代も60年代まで遡るので割と「伝説」ぽい昔語りに寄りがちで、この辺は賛否あるところかもしれない。
でも個人的には最初期のAretha Franklinのレコーディング風景をうかがうことができただけでも十分だった。
あの”I Never Loved a Man (The Way I Love You)”のイントロのピアノリフが発明されたくだりとそのリフを、おじいさんになったSpooner Oldhamが実際に弾いてくれる、それだけで痺れた。
この頃のArethaの外見てほとんどアイドル仕様なのだが、それのあとに今のたぷんたぷんの彼女の全身を映してしまう残酷さもまた。
Roger Hawkinsがドラムを叩く映像が少し。初めて見た気がした。
Jerry WexlerもTom Dowdももういないんだねえ。
あとはEtta JamesとかJimmy Cliffとか、Stonesのふたり(Keith Richards、なにいってるかぜんぜんわかんね)、Dan PennとかSteve Winwoodとか、優等生Alicia Keysとかいっぱい。
締めはLynyrd Skynyrdによる"Sweet Home Alabama"、この曲のなかでMuscle Shoals Rhythm Section - The Swampersのことは歌われていたんだねえ。
日本で公開するならピーター・バラカン先生にナレーションを。ナレーションなかったかもだけど。
10.26.2013
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。