6日の金曜日、連休初日に午前10時のうんたらで、六本木に行ってみました。
これがよいのは、"MASH"もそうだったけど、あそこのでっかいスクリーン2で、状態のよいフィルムで見られること。(たんにきもちいい。70年代のってでっかいスクリーンが映えるの)
これがよくないのは、午前10時なんてありえない時間にやること。
年寄りしかこねーし。 まるで会社みたいだし。
この映画が当時未公開になってしまったことは雑誌のスクリーン(ロードショー派ではなかった)で読んで知っていた。
たかが映画なのにそんなことをする人たちっているんだー、と素朴にびっくりしたものだったが、今はDVDでもどこでもふつうに見れる。 あっちのJohn Frankenheimer特集でもかかっていた。
これ、なんだか気持ちいいのよ。へんなかんじなのだが。
テロ組織"Black September"の活動とそれを追っかけるFBIのぐさぐさが続いていくだけなのだが、なにが起こるかはだいたいわかるし、実際ほぼその通り、組織の筋書き通りのことが起こる。
んではおもしろくないかというと、ぜんぜんおもしろいし、結構どきどきびっくりするところとかがいっぱいあるの。
ほんもんのテロ組織の人たちが怒ったのは、そういった中味の話よか、こんなふうな事件の見せ方に対してだったのかもしれない。
手口がばらされる、とか、失敗で終わってしまう、ということよりも、事実はこんなふうに進行する、たとえ結果がどうあろうとも、のような腰の据わった目線が彼らを徒に不愉快にさせてしまったのではないか、とか。
スタジアムのわーんとした客席の俯瞰とか、あの殺戮マシーンの挙動とか、もちろん飛行船の怪獣みたいな動きとか、なんかすごいの。
テロリズムがどうの、というよかスタジアムに鯨みたいにのしかかる飛行船、いちばん強烈なのはこいつだ。 (脅迫した連中はここが気にくわなかったのか?)
で、これの後は、おうち戻ってちょっと昼寝したらもう夜で、いちんち終わってしまうのだった。
これはほんとによくない。
1.13.2012
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