21の土曜日、Pinaの後、レコード屋を彷徨ったあとに見ました。
邦題のヤングとアダルトの間の記号、なんなんだろ?
Jason Reitmanのこれまでの作品のなかで一番すきだし、すんばらしいとおもった。
Charlize Theronがよくあそこまで、とかそういうのよか、きちんとした大人になりきれないまま(わかってんだよそんなの!)30代後半まで来てしまった女の子の現実をそのまま掬いあげようとした。 甘いとこも苦いとこも臭いとこも腐ったとこも含めて。 その落ち着いた(≠大人の)目線がとってもよいの。
今にして思えば、"Juno"って、浮ついた映画だったねえ。よくもわるくも。
いいかげん大人になれ、とかそういうメッセージもない、大人は大人で嫌らしくて、どうせ碌なもんじゃねえ、というところも含めて、ぼろぼろになってもひとりで立ちあがろうとする彼女と、なんともいえない表情でそれを見つめる(でもなんもしない、できない)Patton Oswaltがいて、これだけでドラマは、映画は、成り立ってしまうのね。
音楽が実にすばらしいんだわ。
ある年代の人たちにはもろど真ん中で、いたたまれなくなることうけあい。
基調音として流れるのがTeenage Fanclubの"The Concept"で、ほかにLemonheads - "It’s A Shame About...", 4 Non Blondes - "What's up", Veruca Salt - もちろんあれ- , Dinasaur Jr. - "Feel the pain", Cracker - "Low", The Replacements - "Achin' to Be"... などなど。
このテーマで、これらの曲なの。
耳塞げってか? どーしろってんだよ。 煮るなり焼くなり… て誰もがいう。
この映画自体、1本のMix Tapeみたいなかんじで、ぽん、て手渡しされるの。
ありがと、でも、どうしたものか、うーむ、 などなど。
生きる勇気だの元気だの、しんでもくれないと思うが、いま、ぜったい見るべき1本なの。
あと、あんなふうにお酒が飲めたらなー、とか。
1.24.2012
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