1.26.2019

[log] January 26 2019

さっきBFIのAntonioni特集で、「不毛」3部作のまん中、”La notte” (1961)を見てきて、Jeanne Moreau すごーいなのだが、そんなことしている暇はなくて、昨年の今頃もこういうのがあった気がするが、お仕事で1週間日本に行きます。明日の朝(土曜日) - いまから5時間後くらいにここを出て、一週間後の土曜日に戻る。 ので更新はしばらく止まる。

早いもので来週になったらこっちに来てもう2年で、それについては満場一致で早すぎよね、しかないのだが、少なくとも昨年の1月からここまで日本のTV番組(ネットで見れるらしい)も日本の新聞(会社員なのに)も日本の雑誌(そりゃ離れるよね)も全く触れていない。日本食もべつにそんな無理しなくてもいいよ、になってしまった。むかしアメリカにいた頃はもう少しいろいろ積極的に摂取していた - 浦島太郎にならないように、というよりふつうにおもしろかったから - 気がするのだが、今はそうしなくてもちっとも構わないし困らないし、むしろそんな暇があるのだったら美術館でも古本屋でも映画館でもいくらでも行くところあるよね、になった。 そしてBBCとThe GuardianとThe TimesとTwitterのTL(最近はうんざりするので猫のしか見ない)から窺える昨今の日本は、一党独裁のろくでなしならずものディストピアにしか見えないし、ほうらやっぱし花粉も飛び始めたみたいだし、だから、あーあ、になっている - 自分のパスポートの発行国なのに/だからの「あーあ」というより、もうどうにもなんないからどうでもいいやごめんなさいの「あーあ」。(ひたすらうざい広告とか肩がぶつかっただけで「ちっ」とか言うひととかとにかく怒ってばかりのひととか、こちらを一方的に不快にさせて満足したがる人たちがいっぱい、とか予め書いておけば少しはやり過ごせるようになる?)

なので時間の許す限り逃げこめるところに走って逃げて扉を閉じたいのだが、もうルーベンスもムンクもMichaël Borremans & Mark Mandersも終わっちゃったし、ロシアのも着いた日に終わっちゃうので無理だろうし、帯になんとか襷になんとか微妙なのばっかり - ソフィ カルは昔見たやつだし、マイケル・ケンナはどうでもいいしフェルメールもべつにいいよーだだし、庭園美術館と世田谷文学館と松濤美術館くらいかしら。 映画もなんかないかなー、って探しているのだが、タヒミックとか昼間なのよね。(仕事しろ)

古本屋に本屋にレコ屋、行けるんだったら行くし行きたいけど、買ってもどっち側に置いておくのか、ロンドンのほうはもう場所も隙間もないよ、と書いたところで置いとくだけになっている大きめの本とかはここで日本に運んでおけば、というのを思いつく。
パッキングを始めようというこのタイミングでものすごい薮蛇になりそうだけど、どうだろうか。

戻ったらもう2月で、もう2月のあれこれとかの方が気になっていて、飛行機遅れないで戻ってこれますように。
BFIでは、ついにBarbara Stanwyckさまの特集 - ”Starring Barbara Stanwyck”が始まるし、Lily James & Gillian Anderson主演 + 音楽 PJ Harvey - の舞台”All About Eve”があるし、朝はまだ暗いけど2019年がくるかんじ。 になってほしいものだわ。

さっきからちゃちな願望ばかり書いていて、こういうのは大抵ろくなことにはならないものだけど、とにかく、今回会うことができるひとも半径数kmのどこかですれちがうひとも、そこだけはよい時間が流れますように。

では、パッキングをば。 ものすごーくねむい。

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