9日日曜日の夕方、有楽町で見ました。
"Deep Throat" (1972)の主演女優Linda Lovelaceの生涯をドラマ化したもの。
主演がAmanda Seyfried、彼女を突き落としたDV夫ChuckがPeter Sarsgaard( "An Education" (2009)に続いて若い娘を陥れる)、Harry ReemsがAdam Brody、Hugh HefnerがJames Franco、などなど。他にもSharon StoneとかChris NothとかChloë Sevignyとか、なかなか豪華。 監督のふたりは"Howl"とか"The Times of Harvey Milk"とかを作ったひとたちで、とってもまじめなかんじ。
"Deep Throat"は2005年のドキュメンタリー映画 - "Inside Deep Throat" のときに米国ではちっちゃいけどブームが起こって、そのときに本体も公開されたので、みた。
ドキュメンタリーを先に見て煽られまくっていたせいか、本体はとっても地味なふつーの(いや、ふつうではないけど)映画、ていう気がした。
夜遊びしていたLindaをChuckが引っかけて、仲良くなって結婚して、生活苦からオーディション経由であの映画の主演をやらせたら大ヒットして彼女もセレブになってしまった、というオモテの成功話が前半、後半はその6年後、書きあげた自伝のなかで露わにされた事実の内容確認のため嘘発見器経由で掘り下げられるウラのお話しあれこれ。 後半はひどい話が続くのできつい。
不幸や困難を乗り越えてたくましく生きた女性の映画、といえばその通りだし実際Amanda Seyfriedはものすごくがんばっていて本当にすばらしいのだが、女性をネタにして搾り取ろうとする男達とその産業、こんなのなんで必要なのか、みたいなのがまず来てしまうので、ううむ、だった。
日本だってそうだし世界中どこでもそうなんだろうし、そうでないケースだっていっぱいあるのだろうしそもそもそんなの大きなお世話、なのかもしれないけどさー、とか。
撮影シーンは"Boogie Nights" (1997)そっくりなかんじがしたが、主役が男か女かでもやっぱしトーンは変わってくるんだねえ。
Linda役がOlivia Wildeさんだったらどんなだっただろうか、もうちょっとぎらぎらしたかしら。
3.20.2014
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