帰りのJFKなう。
ほんとは、木曜日に帰国の予定だったのだが、結局2日延びた。
おかげで久々のお食事会もフジ(これはむりだったか)もだめになった。
まあ、いつも思うことだが、仕事のやりかたをなんとかしないとねえ。(て、偉そうにいえる人にならないとねえ)
でも、いつも思うことだが、あっというまだった。
土日があるからいろいろできると思っていたが、毎日しゃれにならない暑さなので、動こうにもあんま動けず、ぜんぶがなし崩しのずるずるだった。
だんだんに書いていきますが、いつおわることやら。
みれた映画は全部で10本。新しいのが5本、旧いのが5本。 ライブは0.4...(涙)。
到着した20日は、機上でがんがんの頭痛、痛み止めのんだら目がまわりだして(いつものこと)、そのまま空港からのTaxiでげろげろに車酔いして、ホテル着いたらそのままばったん、だった。
で、夕方になってようやく起き上がり、BAMのCinematekに出て、これみました。
『レネットとミラベル/四つの冒険』。25周年記念でこれと、"Le Rayon vert (Summer)" - 『緑の光線』これは6月の最初でもう終ってる - がニュープリントで1週間だけ公開されている。 25年かあ... だよねえ。
当時、『緑の光線』と『レネット...』でロメールにやられてしまったひとは多かった。はず。
特に『レネット...』はLDが出てすぐ買って、そのなかでも「青い時間」のエピソードがだんとつで好きで、少女趣味だのさんざん言われても断固ぜったい好きで、そこだけ何10回見たかわからない。
冒険というほどのもんではない、都会の女の子と田舎の女の子が出会って、田舎と都会で、うだうだしているだけなの。
「青い時間」。夜明けの、全てが静まりかえる一瞬を待つ、最初の試みはトラックの音で失敗するのだが、そのトラックの音と一緒に誰かの携帯がどんぴしゃのタイミングで鳴ったので、みんなでわらった。
上映後に第3話「物乞い、万引、ペテン師」にも出ていて、『緑の光線』の共作者で主演女優でもあったMarie RiviereさんのQ&Aがありました。
『緑の光線』のDelphineそのままみたいなかわいいおばさんで、通訳なしで一生懸命英語でしゃべって、たまに客席に助けてもらったりしてて、微笑ましかった。
ロメールは、リハーサルにはものすごく時間を掛ける(6ヶ月前から始めるそうな)かわりに、本番はほとんど1テイクだったとか、ふうん、ていう話がいっぱいあった。
で、この日のこの回は9:15から彼女の作成したロメールのドキュメンタリー、"In the Company of Eric Rohmer"の上映もFreeでついてきたのだが、くたくただったので諦めて帰った。
ロメールを見たあとって、映画館を出てからしばらく、夜空とか舗道とか木陰とか、なにみても新鮮なんだよなー、とあのかんじに久々に浸った。
たとえそこがうだるようなBrooklynだったとしても。
7.29.2011
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