2.02.2011

[music] The Dismemberment Plan - Jan.30

あした2/2は、Groundhog dayであるが、この寒さではふざけんな、て穴に戻っちゃうよね。

映画3本を済ませて、雪の間をぬけて36th Aveの駅まで走ってNの地下鉄で14th迄。
Webster Hallに着いたのは9時半少し前。

Webster Hallの2 daysは、ずっとSold Out印がでてて、それが3日くらい前に外れていたので、買った。
なんとなく。 なにがなんでも、てかんじでもなく、ほんとになんとなく。

着いたときは、前座のJukebox the Ghostの最後の2曲くらい。 GとKeyとDrのトリオで、なんだかかわいいかんじ。 ラストがThe Cureの"Close to Me"をパワーポップ仕様にカバーしたやつで、いかった。
Dismemberment PlanとおなじDC出身だそうな。

フロアの奥に入っていく途中で、彼らの解散ライブのときはね... とかいう昔話ネタであきらかに女子をおとそうとしている中年が2組くらいいた。 よくないよね。
とか言いつつ、わたしが彼らを最後にみたのは、たしかDeath Cabとの対バン(2002年くらい?)
で、あのときははっきりと先攻のDeath Cabのほうの勢い勝ちだった。 

彼らが今なんで復活したのか、どこかで語っているのかもしれないが、たぶん適当な理由なのではないか。
Nerdが逆襲できる時代になったから、とか、Vampire Weekendがあんなに売れるんだったら、おれらのほうが先なんだし、とか、あるいは、たんじゅんにお金、とか。

べつにいいのよ、理由なんかなんでも。 どうでも。 とおもった。

そして、そんなふうに、解散~復活というよか、ちょっと長い休暇だったのね、としか思えないくらいに、ぜんぜん変わっていないのだった。

GのJasonの声ががらがらで、Motorheadのひとがいます、て紹介されていたくらいか。 

ぼこぼこべきべきぱしぱし、無機的な、でもパワフルなボトムにがしゃがしゃしゃりしゃりの、DCハードコア直系のギター、その上に親しみやすい鼻歌メロとびにょぼにょしたKeyがのっかると、なんだか気持よくぴょんぴょん歌って踊れるの。

2曲目に"A Life of Possibilities"。
久々に聴いた。この曲の後半から、やはりぐいぐいあがっていくのだった。
このツアーの基本トーンはやはり、ヴァイナルで再発されたばかりの"Emergency & I" (1999) で、みんな買ってね!もちろんいっぱいやるからさー と言って”The City”を -。

ものすごくバウンドするフロア、そしてみんな歌う歌う。 
"What Do You Want Me to Say?" とかももちろん。
こんなにみんなで歌うバンドだったか? 歌いたいのはなんとなくわかるけどね。 

歌の部分はふつうに楽しいのだが、このバンドはインストパートに入った瞬間に飛びちる火花がすごい、と改めて思った。 指を切りそうなくらいスリリングで気持ちよい。 
より正確には普段のだらだらパートとのギャップがよいのかしら。

00年代初にこのバンドが残したものって決して小さくはなかったのかも、とおもった。
カッティング中心の軽くさくさく進むギター中心の音、決してシリアスにならず、どこまでもへらへらと明るくて、でも無反省な明るさではもちろんなくて。 -ものすごく誤解されやすい気はするし、既に誤解しているバカなバンドもいっぱいいるのだろうが。

本編ラストは、"Back and Forth"をがーっと。
アンコールは長めに5曲。
最初の"The Ice of Boston"は客をいっぱいステージにあげてわいわい。
その後はヴォキャブラリーの豊富さを見せつけるかのように余裕でいくつか。

こうして、ラストにやけくそのようにぶちかまされた"OK Jokes Over"は、最初の頃のハードコア仕様の強さとしなやかさが際立ってかっこよく響いたのだった。 
これでずっと走ってほしいのだけど。

来週?の来日は(もう2月なのかー)、行ってそんはないとおもうよ。

写真の右は売ってたポスター($10)。デザインがよいでしょ。

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