いろいろ溜まっていますが、くさりやすい生ものから先に。
5日、木曜日の晩、O2 Forum Kentish Town、ていう、ライブハウスというよりはホールに近いとこで見ました。
本筋とは関係ないけど今回のにっぽんのライブハウスを巡る報道はしみじみと(いまさら)頭きたし、政府なのかメディアなのかその両方なのか(両方だな)国が腐るっていうのはこういうことか、って(いまさらだけど)絶望する。壁に囲まれた空間にxxx人以上が集まるケースはぜんぶ御法度、って言うならまだわかるけど不要不急はとか言いながら明らかに恣意的により分けて御用銘柄つくって追い立てたり晒しものにしようとしてるでしょ。 スポーツなんて今世界でいちばんいらねえもんなのに。ばっかじゃなかろか。
こんな扱いされてもまだ「政治のことは..」なんて言ってる奴、音楽聴くのも演るのもとっととやめちまえ。
ていうか、ぜんぜん悪くないそこに行く人とか特定の場所を元凶のように仕立てて晒しものにする反対側でデータの隠蔽とか改竄とかって、伝統的なにっぽんムラのいじめ構造そのものじゃないか。恥をしれ、だわ。
BFIなんて高齢者だらけだけど貼り紙ひとつもなしで毎日毎晩いろんなの絶賛上映中だよ。こういう時こそ世界ってのがどういうもんなのか、映画を通して学ぶよい機会なんだよ。(あそこで上映中止なんてやろうもんなら暴動が起こると思う)
(今って本読んで音楽聴いて映画見る、格好の機会だから。 それらは世界がどうなろうが関係なくあるところにはあるのだ、っていうのを知るでっかい窓になったり吹いてくる風になったり)
さて、Marikaさんの”Any Human Friend”は2019年にとても頻繁に聴いた1枚で、まずは白パンツいっちょうで仔豚を抱いて突っ立つ彼女、のジャケットに一目惚れして買って、中身も80年代ぽいメロの自在な展開にしびれて、でも昨年リリース直後のツアー2 daysはあっという間に売り切れだったの。
客層はやや女の子の方が多いかな、くらい。"Booksmart“ふうに一緒に笑って歌って踊っている子達がとても素敵。
バンドはg & keyだけ男性の4ピースで 、彼女はエレクトリックギター1台を交換もせずにずっと抱えてかき鳴らしつつ歌う。やはり”Any Human Friend”からの曲がさらさらしつつも強く活きてて、放った声がそのまますーっと届いてくる。
「この曲はデートの前に聴くとぜったい効くから」って”All Night”を演って、失恋の歌なの、って”Send My Love”を演って、さらっと”Sing it!”って放ってからみんなで歌う"I'm Not Where You Are”とか。圧倒的ななにかを見せる訳でも突拍子もないことを始める訳でもないのだが、とにかく気持ちよさそうに歌うのでこちらも気持ちよく歌って揺れて。で、部屋に帰れば仔豚を抱えて隅に立っていたりする、そんな像が浮かんで来るのでたまんなかった。
アンコールの1曲め、カバーをやります、というのでなんだろ? と思ったらElliott Smithの”Between the Bars”を演って、しかもその声の肌理と揺らぎときたらとってもElliottで、ああなんてすてきなのかしらこの娘は! だった。
こんな和やかなよいライブだって感染するかもしれないししないかもしれない、そんなの気にするの野暮でしかないしあーくそくだらねえだし。
って、帰ってから翌朝からのNY行きのパッキングとかをした。
3.10.2020
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