12.24.2017

[film] The Muppet Christmas Carol (1992)

23日土曜日 - イブの前日の午後、Prince Charles Cinemaで見ました。
いま、ここの入り口の看板には”Merry Christmas Ya Filthy Animal” (Home Alone 2 の?) てでっかく書いてある。

このシアターではここんとこ、いろんなクリスマス映画をがんがんやってて、これも定番の1本で、普通の上映の他に、”Sing Along”(みんなで歌おう!)てのもやってて、どうせだからSing Alongの方を見てみよう! て行ってみる。(ちなみにこれのバージョンとして”Mean Girls” (2004) のBitch Alongていうのもあるの)
前方はちびっこを連れた家族連れでぱんぱんで楽しそうなホコリがいっぱい舞ってたので、後ろのほうに小さくなって座る。

時間になって暗くなると酔っ払いの賛歌みたいのを歌いながらマイクを握ったサンタさん(の格好のひと)がなだれこんできて、いろいろ楽しくガイドをしてくれる。 これは思いっきり歌ってよい上映会なのでみんなで歌うんだからね(静かに楽しみたかったひとはちょっとごめんね)、と立ちあがってサイドに分かれての発声練習(どっち側が声でてたかなあ?)とか、でもScroogeてのは憎たらし嫌な奴なのでこいつが出てきたらみんなで思いっきりBooをやるんだからね、とか、クリスマスにちなんだ扮装してきたひとをステージにあげてコンテストしたり、わいわい楽しいことをいっぱいして盛りあげる。 それだけじゃなくて、悲しいお知らせがあるのです… というのでなにかと思ったら、この上映バージョンではかつてVHSには収録されていたBelleの”When Love Is Gone”を歌うシーン(Scroogeをダークサイドに堕とす失恋するとこ)が入っていません、かつてVHSに親しんだレトロなみんなには申し訳ないけど我慢してね(ディズニーのくそったれ)、ていう。
最後の最後には、来てくれたみんなにプレゼントがあります、というのでなんだろ、てどきどきしたら、削除された”When Love Is Gone”のシーンをわざわざ上映してくれて、Scrooge! -そこでなぜ黙ってる? だから彼女は行っちゃうんだ、とか横で突っ込むことも忘れない。 こうして上映前に散々煽ってあげたあとでサンタさんは去っていった。 去り際の通路のとこで「もうこれ以上やれんわ」とぐったり呟いているのがおかしかった。

映画はいいよね。Charles DickensをThe Great Gonzoが演じていて、Bob CratchitをKermit the Frogが演じていて、Emily CratchitをMiss Piggyが演じていて、無慈悲の守銭奴ScroogeをMichael Caineが演じていて、ScroogeがGhostに連れられて過去を旅して自分を見つめ直して改心してめでたしめでたしになるの。

お芝居に関してはMichael Caineひとりがひたすら圧倒的だから、彼を見つめていればなんの心配もいらなくて、あとは病気のTiny Timが出てくるとみんなきゅう、て呻いて、あとはSing AlongのとこでMappetsとおなじように体を揺らして歌っていればひたすら楽しくて、年忘れっていうのはこういうものね、ってしみじみした。

ここで描かれているようなDickensの世界観については、今の時世に照らしてみたとき、いろんな意味でまったくもう、だし、世界中に数万以上いるにきまってるScrooge野郎におまえだよおまえ!って見せてやりたいものだが、少なくともこの場所でこんなふうに家族みんなで歌われているだけでもよいか、って。 これをパパママと一緒に見たよい子はあんなふうな大人にはならないよね。

終わって外にでたら次の回を待つ家族連れが笑顔でシアターをずらっと囲んでいた。


今週に入ってようやくオーディオの機械がばらばら届いて - 最後は面倒になってAmazon - つい先ほど結線をおえてなんとかレコードは鳴るようになった - CDはケーブルがないのでまだ - くらいなので今年のクリスマスソング、新しいのは仕入れてないの。
でもMTV UKのチャートで7位だったこの曲 - リリース30周年をお祝いして。

https://www.youtube.com/watch?v=AtFfhlZPLls

放映のときには”You cheap lousy faggot”の”faggot”はオフにするんだねえ。

みなさんもよいクリスマスを。 世界のいろんなみなさんにも(祈)ー

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