9.17.2017

[log] September 16 2017 - Prague

13日の晩までドイツ、15-16でチェコのプラハにいっていました。はじめてのプラハ。

15日の午後が打合せで、その後は懇親会という名の飲み会で、土曜日は夕方から用事が入っているので午後いちには飛行機に乗らなければならない。
自分の好きにできる時間はホテルに着いてから打合せが始まるまでの1時間弱と土曜日の朝から昼までの数時間、数時間と言っても美術館がオープンする10:00から11:30までが勝負で、勝負とか言ってもプラハには呆れるくらいの数の美術館があり、土地勘はゼロ、行きたいとこと行きたいとこの間がどれくらい離れているのか見当もつかないので勝負以前だし。 でもとにかく行くよね。

行きの飛行機は9:50発で、とてもとてもタイミングの悪いことに来年6月のThe Theの復活公演のチケット発売(10:00開始)ともろ被りしていた。ダメなものはダメだろうがいちおうがんばってみようと9:00くらいにRoyal Albert Hallのサイトにログインしようとしてみると、その段階でキュー待ち2000人とか表示されて気を失いそうになる。
関係ないけどこれの前日の木曜日、Southbank Centreでのヒラリー講演のメンバー先行予約に少しミスって遅れて入ろうとしたら、あなたが中に入れるまであと40分かかります、て冷たく返されて、その間にSold Outしてしまった悪夢を思いだし、でもがんばるしかないよね、って待っていたら9:20くらいになんとかログインはできた。

フライトはフルで混んでて、少しだけ離陸が遅れてくれるとありがたいんだけどな、だったのだが9:50きっかりに飛行機はするするとゲートを離れ、滑走路が混んでて動けなくなってくれるとありがたいんだけどな、だったのだがここもすいすい抜けていってしまい、10:00になったときは最後の直線に入るところで、でも"BOOK NOW"の表示に変わってくれたのでえいって突っこんでみたらキューが1500って出たので白目むいてそのまましんだ。 約2時間のフライトのあとプラハの滑走路上で、だめだろうけどと見てみたらなんと接続はまだ生きてて残りキューは300人くらいになってて、飛行機から降りる頃に0になったので、やった、と思ったらあっさり"Sold Out"って。いろいろいじわるすぎ。

こんなのに加えてまたロンドンでテロのニュースよ。
ほんと、着いた途端にとか、もちろんテロそのものだって、やめてほしいよう。

そんな、なにもかもあーあの状態で入ったプラハは、来ているはずの車のひとがいなくて待たされて、もうこれはあかん、て着いてからの散策も諦めてホテルの近所のマーケットの屋台でホットドッグ食べた(おいしかった)くらいだったのだが、屋台とかショーウィンドウとかにかわいい木のおもちゃとかどうでもよさそうな小物がいっぱい並べてあって、これはやややばいかも、て思った。

ホテルは7階で旧市街を見渡せて窓を開けられたのでわーって見てたら横に石像のひとが立っていたのでびっくりした。 夜の飲み会のあと、街をぬけて河とお城の夜景を眺め橋を渡ってトラムに乗って(ぜんぶ団体行動)、ホテルに戻ったのは22時前くらいで、時間的にはもう少しひとりでふらふらできるはずだったが偏頭痛がひどくてしかも薬を持ってくるの忘れてしまい諦めて布団にもぐった。

朝は7:30くらいに起きて8:00にチェックアウトして11:30に空港行きの車に来て貰うようにして、外に出てからCafé Imperialっていうとこで朝食たべた。
朝食としてはふつうのホテルの朝食のようだったけど、アール・デコの内装は素敵だった。

そこからUberでVeletržní Palace (Národní galerie v Praze) - National Galleyに行って、開館まで30分くらいあったので併設されているカフェでお茶のんだ。店内にAi Weiweiの"Wild Flowers"ていう作品があった。
10時ちょうどに入って、脳内タイマーを30分にセットして、3階の19〜20世紀アートのあたりから怒られても怪しまれても文句いえないくらいのすごい速さで見て回る。建物はぺったんこの普通の近代ビル(それでいいのよ)なのだが、とても見やすいレイアウトだった。
セザンヌ、ピカソ、ボナール、クレー、ココシュカ、ムンク、どれもこれもよいのがいっぱいあったのでまた来よう、て誓った。
クリムトの「乙女」は貸し出し準備(SFに行くみたい)で見られなかった。 また今度ね。

特別展示されていたAi Weiweiのrefugeeをテーマにした”Law of the Journey”も見る。とんでもないでっかさであきれる。 でも実際の問題に比べたらまだちっちゃいよね。

お土産がほしかったので本屋 - Koenig Booksてロンドンにあるやつ? - で”Czech Modern Painters 1888 - 1918”ていうのを買った。知らないひとばっかり。

ここで40分使ってしまったので慌ててUber呼んで川縁のFranz Kafka Museumに行った。
ふつうの2階建の平屋で、最初に2階にのぼって、彼の経歴とか手紙を中心に見て、そこから下に降りると遺体安置室みたいに並べられたロッカーに作品の登場人物のラベルが貼ってあって、こんどは作品世界から彼の世界観みたいのを概観できる。最初から最後までずっと薄暗いゴスなお化け屋敷仕様で、やっぱしそうなっちゃうのかしら…  だった。

時間なかったのだが売店でなんか買わなきゃ、だったので(なんでだ?)チェコクリスタル製のGolem、ていうわけわかんないものを買ってしまった。 なんでこんなの買っちゃったのかしら?

次のUberが来るまで川を見て過ごして、Uberさんでホテルに戻ったのは11:29。そのまま空港向けの車に切り替えてばいばいした。

また来るからね。  でもプラハでこれだと、ウィーンはこの数倍やばいのではないか..

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