朝いちでニュースみてもうなにもかも嫌になって会社行くのやめようと思ったがそれもできなくて更にやになった。 なんという4月だろうか。 2016年だろうか。
たった4ヶ月の間に王子様がふたりも星になってしまい、女王陛下におかれましては嘆き悲しみのあまり死んでしまうに違いないと思うし、それは我々にとってもまったく同じなのだ。キュートで美しくて、いかしてていかれてて、歌って踊れて宇宙の果てまでふっとばしてくれて、同時に押入れの奥までもバケツの底までも付きあってそばにいてくれる、そういう起伏を共にした仲だったからいまはべたべたに悲しくてなにをどうしたらよいのかわかんない、になっている。
Little Princeがページの上で彼とわたしの特別な、かけがえのない関係を築くことができたのと同様に、彼はヘッドフォンの振動膜と鼓膜の数センチの間にBetween the sheetsなあんなことこんなことを持ちこむことができた。 誰もがPrinceとわたしだけのスペシャルな一夜、一曲、あれとか、について目を潤ませて得意気に何時間でも語ることができるだろう。 (Bowieのほうはもう少しロジカルだったり形而上学してたり)
80年代のまんなか辺りから終りまで、Purple Rain (1984) - Around the World in a Day (1985) - Parade (1986) - Sign O’ the Times (1987) - Lovesexy (1988) とほぼ1年間隔でリリースされた彼の音がどれだけ奇異で異様で変態で気持ちわるくて気持ちよくてなんじゃこりゃに響いて鳴ったか、こっちに強引に迫ってきたか、説明するのは難しい。 BlackもFunkもJBも70’sもよくわかんなかったのだが、あのシンセの音、パーカッションの音の生々しさは聴いてきた英国音楽のそれとは全く異質ななにかで、始めのうちは困惑して憮然とするしかなかった。
最後に見た彼のライブは2010年12月のMSG、'Welcome 2 America' のツアーだった。
Larry GrahamやSheila E.との共演を見れたのでもうなにも思いのこすことはないや、と思ったのだが、でも勿論そんなのうそで、一生ずっとついていくから、て改めて思ったのにな。
追悼は、Bowieみたいなtribute liveはやらなくていい。(どうせだれも再現できやしないんだから)
Spike LeeがやったみたいにBlock Partyでがんがんに彼の曲を流してやれ。
彼の曲はそういうためにあったのだし。
ご冥福をお祈りいたします。
さみしいよう。
Black day, stormy night
No love, no hope in sight
Don't cry, he is coming
Don't die without knowing the cross
(from “The Cross”)
4.22.2016
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