19日の晩、さいてーの天気のなか、渋谷でみました。
この季節が素敵なのは、みんなが忘年会だなんだで早めにオフィスから消えてくれるので、こういうのに抜けやすくなることよね。
Elvis Costello and The Rootsの"Wise Up Ghost"は、最初はなんか違和感あったものの、だんだんにはまっていって、今年の愛聴盤になりつつある。 こないだのCostelloせんせいのライブでも、旧作中心のように思えて実は結構ここからの曲もマメに挟みこまれていて、ちっとも変なふうではなかった。
来日のタイミングとしてそんなにずれていなかったから、ひょっとしたらゲストで来て1曲くらい…と少しだけ期待していたのだが、さすがにそれはなかったねえ。
The Rootsを最初に見たのは、たぶん2002年の1月(もう10年以上前なのか..)、Lincoln CenterのAvery Fisher Hallでそれはそれは圧巻で、次に見たのは2003年の1月のS.O.B.'sで、EryKah BaduのライブのアンコールでQuestloveさんとかが乱入して、このときはちっちゃいライブハウスだったのでQuestloveのでっかい背中とお尻が目の前で律動してて感動した。このライブ、Commonとかも飛び入りしてたし今から思えばすごく贅沢なやつだったかも。
んなので、今回のライブだって悪いわけがない。
ほぼ時間通りに出てきて、1時間40分くらいほぼノンストップでぶっとばして止まらない。
音の豊かさ、バリエーションも自在で、ヒップホップからR&B、ジャズにファンクにレゲエまでジグザグだったりぐるぐるまわったり、音をひきつれているのか掻き回しているのかグルーヴに引っぱられているのか、どちらにしてもわれわれはじゃぶじゃぶ波に洗われて右に左に。
鍋底が抜けたように湧いたり溢れたりでどこまでも止まらない、どこに連れていかれるかわからない愉しい恐ろしさ、これって大昔のPrinceとかGeorge Clintonとかのライブのときに襲ってくるのと同じやつがきて、すごいねえ、としみじみしつつ、いまGeorge Clinton先生(72歳なんだね…)の4時間のセットとか行ったら確実に死ぬよな、とかおもった。
全体の半分くらいは各自のだらだらとめどないソロで、特にドラムスとパーカッションの乱れ打ちの緩急がすごかった。CANのようだった。 ギターのソロはいつもよか静かめかも、と思ったらGuns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"が鳴りだして、やがてZepの移民の歌までがんがんに流していった。(まえのときは、"Smells Like…" とかやってたの)
"Jimmy Fallon"でやっているようなお遊びネタをやってくれないかなあ、と思ったけどそれはなくて、でも終盤で"Jimmy Fallon"のエンディングのテーマをやってこれが鳴りだすと反射的に眠くなってくるなあ(ほんとは次の"Last Call with Carson Daly"のメニュー聞いてから半自動)、と思って、そこから更にもう少し続いたのだった。
Questloveさんが爆発アフロ頭でなくなっていたのがざんねんだったが、Instagramの日本紀行がおもしろすぎたから許そう。 いいなーあんなにいっぱいDisk Unionで。
今年のクリスマスソングはあんまなくて、Cat Powerさんの"Have Yourself a Merry Little Christmas"くらいかなあ、と思っていたらAppleのCM曲なのだった。
動画だったらまちがいなくこれだ。
http://www.latenightwithjimmyfallon.com/video/iron-and-wine-and-calexico-fairytale-of-new-york/n44238/
よいクリスマスをお過ごしください。
12.24.2013
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