木曜日の晩のShibuya-AX。
『戦火の馬』からの流れでいうと、梟つながり。『ニーチェの馬』からは… わかんないわ。
4時間やられたりしたときの念のために2階の椅子席にした。 4時間はやってくれなかったし、ほとんど立ってみてたのだが。
前回のDuoのは会場が小さすぎて申し訳ないくらいだった。 Terminal5で、5枚の旧譜を5夜に分けてライブやる、それがあっという間にSold Outしちゃうくらいなのに、日本ではさあ…
昨年でた"Circuital"は変な盤だった。 冒頭のとぅるるっとぅるるっとぅるるーから、不意打ちくらうかんじで、豪快な熊とか恐竜をイメージして待っていたら出てきたそいつはなんか微妙にメカニカルだったりして、でも聴きこんでいくとぜんぜん悪くなくて、いつものMMJでさあ。
でも、MMJのセンスってあんまよくわかんない。前の来日のときにもベースとキーボードはスーツ(+帽子)着てた気がするのだが、あれ本人たちが思ってるほど似合ってないってだれか言ってあげて。
でもライブバンドだからいいの。
いまのアメリカで、Wilcoと並ぶ最強のライブバンドなんだよ。(除. 大御所系)
冒頭から"Circuital"の最初の2曲が。とぅるるっとぅるるっとぅるるー。
しょっぱなからVictory Dance踊っちゃっていいのか? とかいわない。
ホーンが入って少し音が厚くなっていたが、ぜんぜん大勢に影響していないかんじがすごい。
もともと毛皮の下の肉層が分厚いんだって。
Jim Jamesの声は最初はこわごわ抑えめにしているようだったが、だんだんに解き放たれていく。このひと、顔はまんまるの梟で、髪もしゃもしゃで、足は細めのO脚で、たまに痙攣してて、フライングVで、歌もギターもうまいし、おもしろいよねえ。
前の来日のときは会場のせいだったのかややもっさりと聴こえたDrumsは十分にぱりぱりクリスピーに全体を揺らしていた。彼の風貌についてはなにもいうまい。
そして、そんな連中が全員でがーん、と鳴らしたときの音が気持ちよいこと。
まんなかのあたりの"Mahgeetah"の(まんなかで弾けるとこの)見事さなんて、うぉおー、でしたわ。
後半はややゆったりめのを余裕で流していって、本編までで2時間弱。
アンコールは4曲、最後からふたつめに"Holdin On to Black Metal"をやる。
あーこのへんでやるのかあ、だった。子供のコーラスがテープだったのが残念かなあ。Yo La Tengoみたいにガキ共を連れこめばよかったのに。
それでも十分たのしく盛りあがって、最後はもちろんみんながわくわく待ちこがれる"One Big Holiday" なのだった。 ほんとに素敵に、なんもしなくてもぐんぐん上がっていくの。
"Careless Whisper"はやってくれなかったねえ。
4.01.2012
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