月曜の晩のJimmy Fallon ShowにStiflerが出ていて、見ろよな! と言っていたので黙って見るしかない。
どっちみちぜったい見るリストにはあったから。 火曜の晩の9時過ぎにTimes Squareに行った。
前作の"American Wedding"(2003) - もう10年前かよ... ですら日本では公開されなかったので、これも公開は無理だろうけど。
こーんなにおもしろいのにな。 かわいそうに。
バンドのリユニオンにあたりがないこと、ドラマの後日譚みたいのがつまんないことは承知のうえで、でもこれは大丈夫だし、見るべきものがあるはず、と思っていた。
もともとの話がしょうもない、たわいもないエロ話がほとんどで、そのしょうもなさをリアルなほんもんにするために、登場するキャラのぼんくら度合とか、なんともいえない臭みをしっかりと定着させることに、これまでのシリーズは注力してきた。
そして、だからこそ我々は、今作が発表になったときに胸が躍ったのだし、劇場に喜んで足を運ぶのである。 昔の友達に再会するのと同じようにね。
"Class of 1999"の同窓会が地元であるから、その前に会って楽しもうぜ、ということになっていつものメンバーがやってくる。
勿論、みんな仕事とか家族があって、いろいろあって境遇は変わっているのだが、でもやっぱり変わんないじゃん、という。
そういう剥げ落ち、みたいのが同窓会前の、同窓会の最中のじたばたでいろいろ浮かびあがってくる。
で、ほうら、ってみんな言うの。
監督はHarold & Kumar シリーズを作ってきたコンビなので、外れない。
とにかく、出てくる全員、出てきたキャラクター全部がちゃんと活きてて、過去のシリーズ、エピソードへの愛とリスペクトがこれでもかと詰まっている。
それは、たぶん、このシリーズを初めて見るひとにも伝わるし、楽しめるのではないか。
彼らはずうっとそういうキャラで、ずうっとそこにいて、それぞれに生きてきたことがわかる、そしてひとりとひとりとひとりが再会して、肩を叩きあうだけで、お互いにあった過去のいろんなことがふんわりと目のなかに現れることがわかる、そういう安心感というか安定感というかがこちらにも伝播してくるの。
今回は、JimのパパとStiflerが特によい。 泣きたくなるくらいにいいの。 ほんとよ。
音楽は、なつかしいのがいっぱい。 Third Eye Blindとか、Semisonicとか、Litとか、ああいうのがうじゃうじゃ。
あと、Spice Girlsとかは、もうクラシカル・ロック なのだそうです。 (最近の若い娘さんによると)
4.19.2012
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