風邪と低気圧で完全にやられてしまった金曜の晩、見ました。
『夜コーマン』の三つ目、エロ編、『残虐全裸女収容所』。
エロ編だったら這ってでも、だったし、このタイトルならきっと、だったのだが、そんなエロないし、残虐じゃないし、全裸は出てこないの。 ちがうじゃん! なのだが、そういうこと言い出したらきりないのでしない。
映画そのものはじゅうぶんおもしろいし。
エロというより革命の映画。それも成功したやつじゃなくて、しょぼい形で失敗した、最初からこんなんじゃだめだろ系の「革命」のお話。
アジアのどっかの国で、政治家の彼と一緒にいるとこをゲリラの人達に拉致されて、それでそのまま勘違い投獄されたおねえさんと堀の中の人達とのあれこれがひとつ。
もうひとつが、ゲリラのリーダー(Sid Haig)とPam Grierが、掘ったて小屋をゆさゆさしているのを見た部下が、おれらもあんなことやりたいー、沢山のおねえさんに囲まれて、しかも革命を起こすには… そうだ女子刑務所を解放しちまえばいいんだ! レッツゴー! と。
こんなような、ボタンの掛け違い&無謀な企てが、クライマックスで凄絶にスパークして爆発を起こすかというと、そんなでもない微妙なとこがなんかすごい。
極悪看守達の非道な仕打ちに女囚達の怒りが沸騰して一挙に、というよりは、手引きで入獄したPam Grierとリーダーに煽られて火つけてみたら燃えひろがって大変なことになっちまってあーあ、と。
それでもなんかすごいとこは、あんなんだったのに、うん、きっとだいじょうぶだよ、みたいなアジアの笑顔で締め括られてしまうとこで、いやー、アジアはこんなにもアナーキーでわけわかんないのです気をつけよう、というのを訴えたかったのかもしれないの。
4.15.2012
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