成田空港なう。
土曜日は、伊勢丹に出かけたついでに裏で映画一本みました。
せっかく日本に帰ったのだから邦画ひとつくらいは、ということで。
ほんとは、ほんとは、シネマヴェーラの「妄異」の『下苅り半次郎 (秘)観音を探せ』をなんとしても見たかったのであるが、だめだった。くやしい。はたして観音は探せたのだろうか。
しかし、テアトル新宿も座席予約かよ。
映画は、とってもよかった。
かつてミュージシャン志望だった鬱の僧侶が田舎でライブをやろうとする、そこにいくらでも挟みこめそうな、変なエピソードや出来事の連鎖を追うのではなく、「教え」みたいなところにたどたどしく嫌らしく落ちるのでもなく、はっきりとひとつの事実と、それに向かうひとつの思想を前に出していた。
ひとはいつかは死ぬ、ということ、それでもひとは誰かに出会って生きる、ということ。
"From Here to Eternity"。 そして、"Hallelujah"。
あの異様に力の入った濃いギターノイズとそれに正面からぶちあたる海の描写、そして「自分はノイズである」という覚醒。 あるいは、"I am the Sea" - Quadrophenia.
それだけでひとは生きのびることができる。
ともさかりえもほっしゃん。 もいかった。
なんだかNYはとっても寒そうなのだが、そんなのしらねえ。
とにかく、今回は、ようやくアストリアのMuseum of the Moving Imageがリオープンしたのである。 リオープニングイベント(Jacques Tatiの"Play Time" Restored 70mm)には間にあわなかったが、これからもいろんなのがざくざくでてくる。
どうしよう。 到着当日にやっているやつとか。
でもね、仕事だからね。
では、いってきますわ。
1.23.2011
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