New Yorkの食べものとか本とかー。
今回、まともに動けたのは1日の日曜日 - 着いた日の午後くらいだったので、あんましないの。
Root & Bones
http://www.rootnbone.com/
ちゃんとしたFried Chickenのお店、としてオープンした頃から騒がれていて、ブランチに行ってみたのだが、やっぱし満員、30分くらいの待ちで、しょうがないのでその間、近所のMast Booksを訪ねてみたら、着いた直後で気分が揚がっていたところに、30分しかない、という焦りがぶつかって、ふんとにバカみたいな散財をしてしまう。 初期(LondonのとSFの)Punksの記録本なのだが、ああいうのの市場価格ってどうやって決まるんだろうねえー。
とにかく、Fried Chickenときたら、まあすごかった。
KFCとも大分の唐揚げともぜんぜん違う正しくFatでみっしりして繊維のまったくない、頬張った肉の塊がそのまま均等の強度と密度でふんわかはね返ってくる、軍鶏系の歯応えとはちがう、肌理の細かいしっかりめのパンみたいなかんじので、そこに貝殻みたいに被さったばりばりの衣がまた。ブランド鶏でもなんでもないのよ。 ただの鶏なのよこれ。
この次はDaniel Bouludのロティスリーのお店にいきたい。
その晩11時、雨のなか出かけたのがー。
Dirty French
昨年の食べもの関係のかなしーニュースのトップは、なんといってもTorrisi Italian Specialtiesのクローズだった。あの狭くて冗談と紙一重の段ボールみたいなデコールのなか、こんなの作ってみましたけど… ていうかんじで申し訳なさそうにちまちま出てくるイタリア小皿の爆弾のような力強さがもたらす混乱とスリルときたら。
で、そこ(とかCarboneとか)をやっていたMajor Food Groupがついにフレンチのビストロを出す、というのだから行かないわけにはいかないでしょ。
http://www.nytimes.com/2014/12/10/dining/restaurant-review-dirty-french-on-the-lower-east-side.html
(このレビュー記事のスライド、すてき)
すでにNY Timesとかで取りあげられていたお皿 - Millefeuille; Trumpet Royale, Green Curry
キノコのミルフィーユ+グリーンカレー、という文字面の印象を軽々と裏切ってくれる心地よさ。
貝のようにしなやかで堅い、ソリッドなキノコの断面にしみて波を起こす緑のソースの驚異的なこと。 なんと、ぎりぎりでキノコが勝つの。 キノコが緑カレーを抑えこむの。
この日、豚が売り切れていたのは残念だったが、ラムもおいしかった。
デザートのベニエもすばらし。 フライドチキンとビスケットで始まってベニエでおわった2月のあたまのいちにち。
ここ以外のお食事はほおんとにどうってことなくて、お仕事の会食でBetonyを再訪した、くらい。
Grilled Short Ribがシェフのお気に入りだというので取ってみたら、想像していたのとぜんぜん違う、低温調理された赤身のふかふかで、マスタードがざっくり斬りこんでくるのだった。 鉄の味が好きなひとにはたまんないかも。
あと、これもお仕事で朝の8時にSarabethとか。(Sarabeth20年ぶりくらいだったかも)
お仕事じゃなかったけど、これも久々に朝の9時にE.A.T.とか。
Shake Shackのモーニングセットは、ぜんぜん惹かれませんでしたわ。
本屋さんは、これまで書いたのと、いつものMcNally Jackson程度だったのだが、あんましなかった。
気がする。(ていうかまだ荷をほどいていない...)
レコ屋さんは、いつもどおりOther MusicとRough Trade NYCくらいだったのだが、こっちもあんましなかった。
Destroy All Monstersの箱をどうすべきかえんえん悩んでいた、くらい。
ほかにもなんかあった。 はずだけど。
今回はとにかくどんづまりだったようー
2.24.2015
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