先週の土曜日、ここんとこ年寄り向けのライブばかりだった気がして、若者向けのも行ってみようか、ということでHostess Club Weekenderていうのに行ってみる。
2日間通しは体力的に無理な気がして、どっちかにすべし、となって、Owen PallettかSpiritualizedのどっちかとしたら、となって、でももうSpiritualizedでもなかろうという気がして、1日目のほうにした(で、こういう予想は大抵はずれるのな)。
金曜日の午後からずうっとお仕事でうちに戻ったのが2時くらいで、そっからお昼食べて昼寝したりして、恵比寿についたのは4時過ぎだった。
恵比寿のガーデンホール、なんて久しぶりなのかしら。 Fatboy Slim以来? …
4:30のWu Lyf っていうのから。 もちろん聴いたことなんかねえよ。 うー。
魚市場のダミ声とどかどかしたキックはすばらしいのに、なんであれにあんなベースとギター(とオルガン。なんでオルガン)を乗っけるかね。 使い方ちがうだろ、と思ってあとで説明書きみたらマンチェスターだった。 マンチェスターって、いまだにああいう理不尽とか不合理が通っちゃう世界なのねー。
それからOwen Pallett。
昨年、Dirty Projectorsの前座で見逃したやつのリベンジ。
「こぉんばんあ」みたいな挨拶して、ひとりでコマネズミみたいにくるくる演奏をはじめる。
ループを巧く使ってヴァイオリンの弦のしなりとはじきを波状攻撃で送ってくる。
うまいし、落ち着いてるし、揺るぎないし、ドラムスともうひとり(ギター、電気系)が加わって音の厚みとうねりの強度が増してからは、文句の出しようもないかんじ。
タイプは違うもののAndrew Birdの変てこで飛び道具で怪しげなようすはあんまりない、良くも悪くもうんとまっとうに「音楽」していたかも。 そりゃいいんだけどね。とっても。
最後のほうは彼の髪型と歌声がなんだか気になってしょうがなくなり、ドラムスの彼とふたりでメタルの格好してきんきんにやってほしいなー、とかそんなことばかり考えていた。
ひとがよさそうだから頼めばやってくれるかも。
それからThe Horrors。
何年か前、NIN絡みで"Primary Colours"を聴いたときには、そのあまりに衒いなく堂々としたPeter Murphyぶり、Ian McCullochぶりに「…」で、ライブはどんなもんかしら、だったの。
まず、出音がすごくでっかくて、二八分けのサイボーグみたいなキーボードとドラムスとベースでぜんぶ、真ん中にでっかいぼわーんとした音の雲を作ってそれでおわり、なかんじだった。ギターは遠くでたまにしゃりしゃり聴こえるくらい、ヴォーカルはなんか呻いているのはわかるけど、歌うたっているかんじはあんましで、なんか全体のバランスがめちゃくちゃで、でもなんかがんがんどかどか走りまわってて、そのへんがひょっとしたら"Primary Colours"をプロデュースしたGeoff Barrowさんの意図だったのかも、とか思わないでもなかったの。
本編が45分、3曲のアンコール入れても1時間10分くらい、というのもあの音ならいいや。
特にアンコールの終わりの長めのやつはやけくそだかなんだかわからん勢いで、要は酔っ払っていた、てことかしら彼。
2.23.2012
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