金曜日の夕方に戻ってきました。 まだまだしんでる。
火曜日はー、会議の間が一瞬あいた隙に「ちょっと銀行に…」とかいって抜けて、もちろん銀行にも行ったのだが、Bergdorf Goodmanの7階の古本屋に寄って、前ここにあって悩んだ末に買わなかったPeter Ackroydの"Dressing Up: Transvestism and Drag, the History of an Obsession" (1979) を探したのだがやっぱしなくなっていた。 がっくし。
しょうがないので、"Grand Illusions" (McGraw Hill Book 1973) ていうハリウッド黄金時代の写真集かった。
晩はなんとなく抜ける時間があったので、ついぶっちぎってFilm Forumへ逃避。
ここのシアターは3つあって、このときやってたひとつが、"City of Life and Death" (2009)、もうひとつが"The Makioka Sisters" (1983)。
前者は南京大虐殺を描いた中国映画で、後者は市川崑版の『細雪』なの。
この2本をいっぺんに見て、更に原発報道とかを追ってみると、にっぽんて国がよおくわかるとおもうよ。 たぶん。
で、見たのはみっつめ、"3:10 to Yuma" (1957)のニュープリント版。
James Mangoldが2007年にリメイクしたやつのオリジナル。
James Mangold版とは結構違っていて、キャラクターにそんな凄みはないし、アクションも緩いし、父と子の物語でもないし、冒頭と最後に流れるFrankie Laineの主題歌のまんま、なんかほのぼのというか、すべて暴発寸前のところでラストのあの瞬間 - 3:10になだれこんでいくの。 これはこれですばらしく美しい画面と瞬間がいっぱいあって、特にラストのお天気雨のとこはよかったねえ。
映画館をでたのが9時過ぎで、そこから小走りでMcNally Jacksonに向かい、泣きそうになりながら雑誌をいくつか。
- All-Storyの最新号:guest designerはMark Romanek。
彼がiPhoneで撮ったという写真がいっぱいで、いかにもMark Romanekな誌面。
Raymond Carverの"Why Don't You Dance?" (ダンスしないか?)が掲載されてて、その前にWill Ferrellが序文みたいのを書いてる。
それで、彼の最新作"Everything Must Go" (2010)の原作がこれであることを知る。 それなら見てくるんだったなあ。
- Vintage Magazine:表紙はまっかにメガネの穴。 いつも通り仕掛けだらけで読むところがあんまないやつだが、つい買ってしまった。
- edible Manhattan : Local Food magazine, みたいなやつ
http://www.ediblemanhattan.com/
- Film Commentの最新号: これはいつもの。
- Lydia Davis "The Cows" : 雑誌ではないけど、雑誌みたいな。
なんで牛なのか、よくわからんが、写真といっしょに3匹の牛のことを書いてる。
彼らと我々の間にあるのはいったいなんなのか、とか。
来月彼女ここで朗読するけどこない? て言われた。ううう。
それから雨のなか、再び歩いてPorsenaに行って、ご飯食べた。
ここのEscaroleサラダがNew York MagazineのBest of New Yorkに選ばれてしまって以降(ほうらみろ、とみんながいった)、すっかり予約が取れなくなってしまったようだが、とにかく押しかける。
いつ見ても可愛そうになるくらい要領のわるい受付のお姉さんは客対応が増えて頭が変になって辞めちゃったんじゃないかと思っていたら相変わらずじたばたしてるし、サービスのとろいのも変わらないのだが、でもお皿はおいしい。
Niman RanchのPork Chopって改めてすごいとおもった。
Whole Foodsでここのベーコンやハムは買えるし、それだけでもじゅうぶんおいしいことは知っているのだが、これはなんというか桁がちがう。
日本のいろんなブランド豚が束になっても敵わないような優美さがあるのよ。
これが豚ってもんよ。
http://www.nimanranch.com/
で、この間ずうっと雨なのね。
5.22.2011
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