26日の夕方、恐怖国家になりさがってしまった自分の国に戻ってきました。やだやだ。
しかも戻ったら戻ったで仕事漬けでさいてーでやってらんねえ。
帰りの機内で見た映画は2本。
Red 2
もともとが漫画なので漫画ぽい、としか言いようがなくて、そこそこおもしろいけどなんだろ、Bruce WillisもJohn Malkovichも引退した凄腕の元スパイ達には見えなくて、かろうじてそんなふうに見えるのはHelen Mirrenくらいで、あれだけ弾を打ちまくってぜんぜん仕留めることができないイ・ビョンホンを現役最高の殺し屋とか言うのは冗談だろ、だし、横できゃーきゃー言っているだけのMary-Louise Parkerはいらないんじゃないか、とかいろいろ突っこみどころもいっぱいで、筋に集中できないまま終わってしまった。
毒戦 (Drag War)
もうじき公開されるジョニー・トーの新しいやつ、我慢できずに見てしまった。でも映画館でも見るからね。
ラリった状態で料理屋に車で突っこみ捕えられた男 - 麻薬工場の事故で家族を失い自棄になってて、このままでは死刑確実の男 - を利用して大規模な麻薬サプライチェーンへの潜入捜査を試みる麻薬捜査班の苦闘を描く。
最初のほうはじりじりはらはらの取引と駆引きの世界が続くばかりでこれのどこが、だったのに、"War"としか言いようのない銃撃戦になだれこむ終盤の展開がすばらしいー。 しかも今回は白昼の路上。 距離のとりかたがすごいねえ。
いつものように銃に撃たれたとき、続けさまに撃ちこまれたときの痛いかんじをこれでもか、と見せてくれる。
映画館で見たときにまた書きましょう。
メルボルンでのその他あれこれ。
23日の土曜日、ペンギンに行く前にQueen Victoria Marketていうでっかい市場に行った。
日用雑貨から生鮮食品、デリまでなんでもそろうでっかい市場で、食べものはどれもおいしそうで、我慢できなくなってホットドッグ(でっかい)食べて、生ガキ1ダース($12)食べて、果物屋でチェリー200g買ってたべて、ドーナツの屋台トラックが出ていたので2ヶ(いっこ$1.1)食べた。 ペンギンに備える必要があったんだよ。
魚屋はイワシもアジもマスもイカもタコもカニも、どいつもこいつもぴちぴちおいしそうだし、肉屋はすべてがぶっとくて赤身好きにはたまんないものだった。 これだけ自然産品が充実していたらそら壁作って守るよね。
オーガニックのコーナーもあったがまだ規模は小さくてこれから、のような。
24日の日曜日の午後、天気もよかったし前回のリベンジと前日のリベンジ - こっちを向いているウォンバットを見たい - にのぞむべくもういっかいメルボルン動物園に行った。
ウォンバットがだめだった件は書いたが、今回はコアラもカンガルーもエミューもだいたい見れた。けどでっかいペンギンとアシカは出ていなかった。 前日の小ペンギンは木の間でかくれんぼしていた。
おもしろかったのはミーアキャットで、いろんなポーズとって楽しませてくれて、やっぱし猫なんだこいつら、とおもった。
動物園を出てからこれも前回とおなじくGertrude St界隈に行った。
いまだに地図上のどのへんにあるのかわかっていないのだが、こんなかんじなの。
http://www.gertrudestreet.com.au/
レコード屋は新たに"The Searchers"ていう古本&古レコード屋を見っけて、なかなかすばらしかったのだが時間もあんまなかったので諦めた。
料理専門の古本/新本屋では1時間くらい遊んでいて、買ったのはそんなに古くない古本 -
Sarah Freeman "Mutton & Oysters - The Victorians and their food" ていうの。
イラストもいっぱいあっておもしろそう … だけどほんとにいっぱい、どこまでも積みあがっていくねえ今年は。
あと通り沿いのArcadiaていうカフェで食べたラザニアはなかなかびっくりのおいしさだった。
さっきNeutral Milk Hotelを見て帰ってきていつ死んでもいいくらい幸せなので、もう今年があと1ヶ月しかなくてもいいんだ。
11.30.2013
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