6月30日、6月最後の日曜日の晩、渋谷で見て聴いた。 当日券で。
もうぜんぜんライブに行けない境遇になってしまったので、なんでもいいから聴かせろ状態になっている。 鼓膜のばうばうした震えと響きを感じる、それだけでうれしい。
Mouse on Marsを最後に見たのはいつだったじゃろ、と調べたら2002年の9月だった…
場所はたしかBowery Ballroom、Thrill Jockeyの10th Anniversaryライブで、トリはもちろんTortoiseで。 もう10年以上もまえなのかあー。
前座は砂原良徳。オープニングの世界地図とその次の失敗した花火大会みたいな音がすてきだった。
というかこの辺は、久々のライブの電子音の気持ちよさにひたすら浸ってじーんとしていた。
そしてMouse on Mars。 相変わらずテーブルの上に機器ごちゃごちゃのジャングルジムを築いてて、サスペンダーしている、お茶目なネズミ2匹。 さすがにややくたびれた風体にはなっていたけど。
10年前の音としか比べられないのが申し訳ないのだが、当時のチープでおもちゃな音の網目を残しつつもより凶暴でジャンクな塊をせっせかポンプで汲みあげているのだった。
背後のグラフィック、ベースはモノクロのパターン染めで固めていて渋いなあ、だった。でもストロボだけはだめなので、ほぼ目をつぶっていた。
アンコール1回、1時間ちょいも丁度よいかんじでしたわ。
この日は昼間映画行かなくて、なぜかというとようやくオーディオ機器が届いたからなの。
まだアンプとCDプレイヤーとスピーカーだけだけど。 アナログプレイヤーは今月中旬だけど。スピーカーケーブルもまだ来ていないけど。
2006年の帰国以降、mp3の劣悪な音を脳内補正しつつ聴いてきた時代、聴こえてこない音を求めてひたすらアナログをストックし続ける時代、家で音楽聴けないので映画館に篭り続ける時代、これらがようやく終わろうとしているのか、あるいは。
いちおう、ヘッドフォンでCDプレイヤーを通して聴いてみた。
最初に手近に置いてあった"Quadrophenia"の箱から1枚。その横に積んであった"Larks' Tongues in Aspic"の箱からPart OneとTwoを。 それからEnoの"Another Green World"を。それからPeter Hammillの"Over"を。 あまりに70年代すぎることに気づいて、Fugaziの"Repeater"とかも。
よい音って、なんてよい音なのかしら、と改めておもった。
7.07.2013
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