27日の日曜日、New Yorkに着いたのだが、ぜんぜん時間がないし、期待してたほど寒くないし、どんよりしまくり。
行きの飛行機、こないだ機内食の全面リニューアルを発表した日系の航空会社で、どんなもんか食べてみたのだが(どんなもんか、とか言うより食べないわけにはいかないのね)、そんな劇的においしくなったかんじはしなかった。 葉っぱとか野菜が増えたのは嬉しかったけど。 洋食にしたのだが、冷製鰤大根、とか言っても要は薫製した鰤の切り身と大根のサラダだし、メインのトリュフハンバーグは、トリュフの数減らしていいからもう少しよいお肉を使ってほしかったし。 二回目の食事の「フミコの洋食」(なんだそれ)、ていうのはなかなかよかった。 あと、アイスクリームがハーゲンダッツからDean & Delucaに変わっていた。
でもさー、こういうとき悩みもせずにアタマから和食って決めているようなビジネスおやじの脳が変わらないといくら機内食のレベルあげたってきついよね。 このおやじ連中は、搭乗するとまずおやじ週刊誌をキープして新聞をばさばさ風を立てながら繰り返し読んで、映画はほぼ必ず「釣りバカ」を見るの。 それはそれはものすごい確率で、こういう連中が横の席に来る(なんかの嫌味か)のだが、彼らの間での「釣りバカ」の定着率は相当のもんで、日本のビジネスを動かしているのはおおよそこんな奴らで、いくら変革だの維新だの言っても、自民党以前にこの連中をどうにかしないことには、なんだと思うの、いつも。
機内で見た映画は3本。
最初は"Pitch Perfect" (2012)。
前回の滞在時の最終日が、"Looper"とこれの初日で、結局"Looper"を選んでしまったのだが、これもとっても見たかった1本で。
大学に入学後、アカペラ部に入ったAnna Kendrickさんとそこの仲間とか、ライバルの男子チームとの精進と戦いの日々あれこれを楽しく、スポ根にちかいノリで描く。結末は当然のように。
ベースにあるのが"The Breakfast Club" (1985)で、行き詰まって落ち込んだ主人公がこれのラストシーンを見ながらぼろ泣きするとこがあって、それなら甘くても許してあげようか、となる。(ちょっと遅いけどね、大学に入ってからこれ見てどうする)
で、あとから振り返ってみれば、父親の描き方とか彼(候補)の風貌とか、Anthony Michael Hall的なおちゃらけ野郎(Christopher Mintz-Plasse)とか、John Hughesぽいネタはいろいろあるのだった。(でも、John Hughesはコンペティションのようなテーマは描かなかったけど)
アカペラそのものにライブ感がゼロだったのは惜しかったかも。
この映画の場合、そういうのあってもよかったような。
それから"End of Watch" (2012) - Jake GyllenhaalとMichael Peñaのロス市警もの - を途中まで見てつまんなそうだったのでやめて、"The Expendables 2" (2012) を見て、これもなんかあんましだねえ、と思った。 Chuck Norrisなんてもう、一匹狼どころか枯れた羊飼いみたいじゃん。
Van Dammeの後ろ回し蹴りが久々に見れたのはよかったけど、あんなにあっさり始末できちゃっていいの? とかさ。
それから、続編の予告が気になってしょうがない"Despicable Me" (2010)をついに。
やっぱし面白かった。 声優陣がSteve Carell、Jason Segel、Russell Brand、Kristen Wiig、Mindy Kaling、Ken Jeong、などなどめちゃくちゃ豪華だし("2"ではAl Pacinoが!)、なんといってもMinionsがたまんないの。
ホテルに入ったのがごぜん10:30、Duane Readeに行って水とかAdvilとかを調達し、スタンドでNY Timesを買って、シャワーを浴びて支度して外に飛び出し、11:50からばたばたと映画を2本みました。
それらはまた後ほど。 それにしても今回はほんとに (溜息)…
1.29.2013
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