LAXについて、AAのラウンジに入ったのだが、することがないし、目をつむったら落ちてしまうので、なんか書く。
飛行機はゲートを離れてから飛び立つまでえらく時間がかかって、飛んだあとも着地前も結構がたがた揺れていたのだが、それ以外はべつにふつーのフライトだった。
頭痛がひどかったので機内で見たのは2本だけ。
もういっかい、"Silver Linings Playbook"を見る。
自分で自分のことをおかしいと思っていない人が同じように自分で自分のことをおかしいと思っていない人とダンスをして身体をぶつけていくことでだんだんに変わっていく、そのダンスは彼らふたりだけに留まる話ではなくて、実は家族のまわりの変なひとたちもみんなそんなふうに踊りながら暮らしているんだねえ、と思った。 で、そういう観点で見たときに、彼らふたりのダンスが彼らのなかの何かを決定的に変えた瞬間、がどこかでくっきり見えればよかったのに、とか。
そこがコンペティションの点取り勝負、でなんかぼかされてしまった気がするのが少しだけ残念だったかも。 やっぱし"Dirty Dancing"をちゃんとやるべきだったのかも。
もういっこが、"Parental Guidance" (2012) ていうの。
マイナーリーグチームの実況アナウンサーを突然解雇されたBilly Crystalと妻のBette Midlerが娘(Marisa Tomei)夫婦が夫の仕事の授賞式に呼ばれて不在になるから、と3人の孫の面倒をみるために彼らのおうちに呼ばれるのだが、そこは全自動式のスマートハウスで、孫達は叱らない教育の添加物フリー、ストレスフリーで育ってきてて、じじばばをはっきりと嫌っていて、とってもどうしようもないのだった、というコメディ。
最近のガキをやたらちやほやする(respect、って言うのね)風潮をくそったれ、と思っているひとにはBilly Crystalの苛立ちがよくわかるし、そこはいいんだけど、孫3人分のいろんなエピソードがわらわら転がりすぎて纏まっていかなかったのは残念だったかも。
でも、Billy CrystalとBette MidlerとMarisa Tomei、この3人ががっちり固まっているのでそれだけでよい。みんなうまいよね。
特にBette MidlerとBilly Crystalが娘が小さい頃よく一緒に歌っていたという"Book of Love"をデュエットするとこは素敵だった。 あんなじじばばがいたらさあー。
あと、久々に見た気がするGedde Watanabeさんがうれしかった。(Chinese, じゃない、"Pan Asian" Organic料理屋のおやじ役、まったく変わっていない芸風)
Billy Crystalもおじいちゃん役なんだね。そうだよね…
このあと眠りに落ちて、気がついたらもうほとんどLAで、窓から"Hollywood"の看板がみえた。
4.07.2013
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