ヴェガスとシアトルのそのたあれこれ。
ヴェガス、結局なんもしなかった。 映画2本見ただけだった。
ホテルのなかを抜けてイベント会場まで向かう途中に博打場とかスロットがいっぱい並んでいるのだが、そこは禁煙ではないので煙草と葉巻とよくわからん甘ったるい匂いが渦を巻いてて、最初にそこで気管支をやられたのだとおもう。 日本にいたときから少し変で、花粉かと思っていたのだが違っていたもよう。
かんじんのイベントのほうも、ほとんどなんもせずに、コマからコマに授業を受けるようにまじめに行ったり来たりしていただけ。 到着した日に日本人同士の食事会があったらしいのだが、これもさぼった。 日本にいるときはずっと日本人と一緒で、なんで海外に来ても一緒に行動しようとするのか、ぜんぜんわかんないわ。
いちばん感心したのはスーパーボールサンデーのとき、ドミノにくるピザのオーダーは一千百万枚、ていう豆知識だった。 みんなドミノすげー、ってどよめいていたが、そもそもなんでそんなにピザ食べるの。
朝御飯は、イベント会場のなかのでっかいホールにホテルのケータリングが入っていて、ビュッフェで好きなのを取るのだが、フルーツくらいしか食べるのがないの。 初日に置いてあったブリトーなんか、かちかちの皮のなかにかちかちの卵みたいのとおがくずみたいのが入ってて、メニューをみたらスクランブルエッグとチョリソーだった。
会場内は世界中からGeekが集まっているようなかんじ。 映画なんかに出てくるアッパー系のGeekではなくて、ダウナー系のそれで、はげとでぶがものすごくおおくて、おとなしい畜獣みたいにのしのし移動している。 しかし、こういうとこにいる北欧の人たちって、なんか変だよね。 ムーミンかあんたら、みたいな。
シアトルは大企業の建物の一室でえんえん打合せしていただけ。
館内にいっぱい貼ってあるいろんなモダンアートといつも暇そうなバリスタのお兄さんがちゃんとしたコーヒーを淹れてくれるバーだけが楽しみ。
土曜日の打合せだけシアトルのダウンタウンで、それはだらだら楽しい打合せになる予定だったのに上のひとが参加することになったのでいきなりつまんなくなって、その方がいなくなってからようやく、少しだけ買い物とかに動くことができた。 (で、上がり下がりが激しくてその晩発熱、と)
最初にQueen Anne地区のSilver Plattersに行って、7inchを3枚 - Melvins、Rocket from the Crypt、MC5(これらはいつも通り)。 12inchは、こないだジャズ歌手として「再」デビューを果たしたMolly Ringwaldさんの6歳のときのデビュー盤、"I wanna be loved by you - Molly Sings" (1975) が棚にあったので買った。
で、そこを出たところで雹をばちばちぶつけられて、泣きながら近所のEasy Street Recordsに駆けこもうとしたらお店がなくなっててがーん。(跡地にはChase Bankが)
新譜のアナログはここで買おうと思っていたのでなかなか痛かった。
本・雑誌はもうぜんぜん、空港の売店とBellevueのBarnes & Nobleで雑誌を買っただけ。インディー系のなんてぜんぜんないし。
New York Magazineて西の空港には1週間遅れで入るのを知った。
"Childhood in New York"特集は表紙が4種類、子供の頃のSpike Lee、Matthew Broderickとか。
Coney Islandで女の子がジャンプしているのを買った。
あと、modern farmerていう最近の農業を志すひと向け(?)の雑誌。なんかおもしろいの。
compostableなうんこチャート(イラストつき)とか。鳥、牛、山羊、ヒト、魚、などなど。
http://modernfarmer.com/
あと、案内してくれたひとがスーパーマーケットに寄るというので、ついでにHormelのCorned Beef Hashの缶詰とか買った。
これ、弱火で30分以上じりじり炒めてケチャップでぐちゃぐちゃにして食べるとおいしいの。
あとなんかなかったか。
関係ないけど、日本のRecord Store Dayの盛り下がりがかなしい。
もともと欧米のローカルレコード屋を支援するイベントであるから、洋楽マーケットが縮んでいくばかりの、ほぼ量販店しか残っていない日本なんかで成立するわけがないのであるが、あーくやしいったら。
また買い出しに行くしかないのかー。
4.21.2013
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