4日の土曜日の夕方、日本橋で見ました。 3Dで。 なんかB級ぽいのを見たくなり。
天文学者のパパと数学者のママがモスクワで出会って幸せに暮らしていたのに、自宅に強盗が押し入ってパパはあっさり殺されちゃって、もうこんな国きらい、て国外脱出した船の上で産まれたのがJupiter Jones (Mila Kunis)で、シカゴあたりで成長してロシア人コネクションのなかで家政婦(トイレ掃除とか)やって地味に暮らしているの。
望遠鏡欲しさに卵子売りに行って、そしたら突然殺されそうになって、そしたらChanning Tatumがいきなり現れて銃撃戦やって救ってくれて、わたしはあなたの犬なのです陛下、とかいわれて、ずっと怪しい連中に追いかけられるので逃げていると木星まで行っちゃって、マザコンのEddie Redmayneになぜか恨まれてて凄まれて殺したる、とか言われる。 ママは9万歳だったんだ、とか言われてもどう反応したらいいのかわかんないよね。 ていうスクリューボールSFなの。
そんなママとDNAが完全一致したからあなたは陛下なのです、とか言われたってしんないわよ、だと思うし、証拠はなんなのよ? ていうと、さっき蜂の群れがうやうやしくあなたの周りに寄ってきたでしょ、とか言われる。 たんに香ばしい匂いだしていただけかもしれないのに。
でもまあとにかく、そいつら異星人にとって植民星だったらしい地球の運命はJupiterとその人質で捕られた家族の手にゆだねられて、はらはらどきどきしろ、て言われてしまうのだが、そんな星なくなったったって構わないし、君たちの植民計画はこの星に関しては失敗しちゃったねえ、て思うわ。
ウシャウシャスキ兄弟(正しくは、The Wachowskis、ね)は”The Matrix”の頃からこういう寄生とか植民とかその上位にいる超越的ななんかがすごいパワー持ってて、みたいのが大好きなようだが、こういう考えかたの枠って取り憑かれるとなんでもかんでもこれになりがち(最近の邦画なんかみんなそう)なので気をつけないとね。
まあとにかく、いろいろ突っ込めるところいっぱい。 家族の命と引き換えに、て言われて婚姻にOKするJupiterとか(さんざん虐められてきたのだから、そんな連中捨てちゃえよ、とか)。
アルビノの犬(もしくは狼)として登場したChanning Tatumさんは忠犬としか言いようのない献身ぶりが泣ける(最後にご褒美もらってよかったね)のだが、アニキ犬であるSean Beanとのやりとりがもうちょっとあればよかったのに。
あと、ひとりで癇癪起こして大騒ぎしてめんどうくさかったEddie Redmayneくん、あんた弱すぎ。
こうしてJupiter陛下はトイレ掃除生活に戻るのだった ... この辺もよくわかんないわ。
4.11.2015
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