8.11.2012

[film] The Miracle of Morgan's Creek (1944)

4日の土曜日は銚子にお墓掃除&まいりに行って晩はそのまま花火大会だった。
あんず飴は2本。 あんず飴への渇望が年々薄れていくような気がしてかなしい。

で、戻ってきた5日の夕方にシネマヴェーラで見ました。『モーガンズ・クリークの奇跡』

こないだの"The Lady Eve" (1941)に続くこの特集ふたつ目のPreston Sturgesもの。
"The Lady Eve"がひとりの蛇女詐欺師による割とシンプルな(いや、そうでもないか)ぐるぐる巻き込みで展開していくのに対して、こっちは相当ぐじゃぐじゃでなんだか目がまわる。 なんでこんなに目がまわるのかもよくわからないまま、事態がえらいスピードで世界規模で(ヒトラーやムッソリーニも巻きこんで)転がっていく。

Trudy (Betty Hutton)は、小さな町のどこにでもいる元気な娘さんで、戦争に出ていく軍人さん達のパーティーに行って大はしゃぎして天井のライトに頭ぶつけた挙げ句に記憶なくして朝帰りしたら薬指に指輪しててあたしなんか結婚ちゃったかも、たぶん、とかいう。

Trudyの幼馴染みのNorval (Eddie Bracken)は、軍隊にも入れないひ弱で真面目な銀行員さんで、彼女が困っているのを見ていられなくて助けてあげようとするのだが、そのうち彼女が妊娠していることを知って驚愕、そんなのばれたら彼女のパパに殺されるからとにかくなんとかしないと、とかあわあわしてあれこれやればやるほど事態は手がつけられない方に行ってしまう。

で、最後にはもちろん奇跡が訪れてしまうのであきれて笑うしかない。
"The Lady Eve"はアクロバットだったが、こっちは奇跡で、しかもどこを指して奇跡と言っているのかわからないところが奇跡的という--。

まあ、あれだよね、ほんとうの驚異はたった一晩で6つ子の種を命中さして戦争に行っちゃったラツキワツキーのやろうだよね。

Eddie Brackenさんはこのあと、子供がとっても好きになって"Home Alone 2: Lost in New York" (1992)では、おもちゃ屋のおじいさんになるんだよ。

今日みた『桃色の店』もクリスマスだったので、今は強烈に"Christmas in July" (1940)を見たいんですけど。

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