24日の日曜日、何年ぶりかで早稲田松竹なんかにいって、見ました。
昨年見れなかった"Zombieland" (2009)のほうがメインだったのだが、時間の都合で、併映の"Kick-Ass"のほうも。
"Kick-Ass"は、米国で見たし、日米往復の機内で、5回くらい見ているしもういいよ、だったのだが、でもみる。
あんま言うこともないのだが、途中からHit-Girlのナラティブなんかを挟んでいったら、Kick-Assのぼんくらぶりがよりくっきり出てよかったかもしれないね、とか。
彼ら、闘いの後でブルックリンのほうに飛んでいくけど、おうちはNJのほうだよねえ、とか。
"Zombieland" は、よかった。
メインにあるのは、Zombieの世界となってしまった米国全土とその不条理、というよりは、そこを生き抜いて、生き残っていく自分(達)の技量とか度量とか、そういうのなの。
たしかに、Jesse Eisenbergは"The Social Network"、よか、こっちかもしれない。 あれも、ナードがある種のルールとか規範を自分達に敷いて(強いて)、その線上で現実世界をじりじりと裏切ったり裏切られたりしながらサバイブしていくお話だった。 ただ"The Social…"は、今の社会とそれなりにリンクしているが故の各種制約がそれなりにあって、Zombielandはフィクションである分、それなりの自由がある、のかなあ。
でも、その違いって結局のとこなんなのか、と。
Jesse Eisenbergの苦虫つぶした仏頂面はぶつぶつ言い続けるのね。
"Holy Rollers" (2010)みて、"The Social ..."みて、これ見ると、このひとがいかに非凡なとこにいるか、よくわかる。
あと、もちろん、彼だけじゃなくて、Woody Harrelsonなのよね。
あの最後のほうの撃ちまくりのとことか。(あそこは全部ちゃんと見せるべきだった)
彼、いつのまにかKurt Russellの領域に行ってしまったかも。(ああこれをJohn Carpenterが監督してたら ...。 でも、彼はナードのおはなしとか興味ないんだろな)
Bill Murrayもねえ。これができるのも彼だけだよね。
でも、「悔いがあるのは"Garfield"だけ」...って、そんなこと言わなくても。
女優陣は、あんなもんか。
もうちょっと強い、お姐さん系のひとがいてもよかったかも。Gina Gershonみたいなひとが。
Abigail Breslinさんは、ぶひぶひまっしぐらだねえ。
流れる曲も、鳴る音も、どれもとってもいかった。
The Raconteursの"Salute Your Solution"があんなにかっこよく鳴るなんて。
爆音向き、ということだと、"Kick-Ass"よかこっちかも。
"The Social Network"と共に、自我と世界の間で軋む音がはっきりと刻まれている。でっかく増幅されて聴かれるべき音として、はっきりと。
Kick-AssやHit-Girlがあと100人現れても、たぶん世界は変わらないが、Jesse Eisenbergみたいなのがあと100人現れたら、ひょっとしたら、世界は変わるかもしれない、そういうことでもあるの。
4.29.2011
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。