CMJのショーケースは、Neon IndianとSurfer Bloodだけ見られればよかったのだった。
そりゃ他にもあるけど、言い出したらきりないし。
Boweryに着いたら丁度DOMが終ったところだった。
すごい。 時間割通りに進行している。
Helmetの客は、圧倒的に太って崩れたor崩れかけた中年男が大半だったが、これがBoweryだと後方は酔っぱらい、前方は発情してべたべたしまくる若者だらけになる。
まあね、ごご4時半からやってたらそうなっちゃってもしょうがないか。
Neon Indianは0時丁度に登場。
左から女性Key, シンプルなDr, いろんなガジェットとかテルミン担当のVo, 東洋系メガネのG, 小綺麗なんだか小汚いんだかよくわからない。
音はわかりやすくいうと ...Thompson Twinsだった。
ドリーミーに浮遊していくメロと合間にちゃかちゃか入るパーカッションやギター、遠くでぱりぱり鳴るドラムス、とか。
勿論、エレクトロの音は最近のそれで、聴きようによっては、更に軟派になって崩れたAnimal Collectiveとか、Flaming Lipsの「はとこ」とか、言おうと思えば言えるかも。
メインのvoの子はまだ毛がふさふさで、でもじゅうぶん暗かった頃のMichael Stipeとぎらぎらいかがわしかった頃のPrinceを足したような捨てイヌ風で、こいつが身をくねくねさせながら機材の間を飛び回り、テルミンをひゅんひゅん鳴らして歌って踊る。
もうちょっと歌に力があればかも、だったが、客はじゅうぶん大喜びで跳ねまくり、みんな笑顔だった。
彼らが40分くらい。1時ちょっと過ぎからSurfer Blood。
なんの予習もしないでいって、名前だけだとジャンク系のガレージかと予想していたら、
ぜーんぜんちがった。
New Prep風のぼんぼんだった。
でもひょっとしたらこれすらも嘘かも。MySpaceの写真はメタルだし。
メンバーは5人で、メインのVo &Gは太いパステル横縞のセーターにぴっちりしたチノパンで、
小太りに豚顔で、つーんと上をむいた鼻でくいくい踊って歌う。
音でいうとはっきりVampire Weekendあたりね。
ぺきぺき軽快に走って行く三味線ギターにしっかりしたボトムと曲の構成、
そしてみんなで踊って歌えること。
前方はおおはしゃぎだったが、まあ、あんまよくわかんないわ。
CMJが今のPitchfork並みに影響力を持っていた80年代のカレッジチャートにあった音の現在の姿がこれなんだとしたら、もうはっきりと、ロックはしんだ。
もう散々しんでいることはわかっているけど、いよいよもうおわりだ。さようなら。
とかね。ステージでくるくるまわる子豚をみながらいろいろ考えていたわけだ。
帰宅して連中のMySpaceの猫をみていたら更に混乱する。
なんなのこいつら。
10.25.2010
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