2.06.2019

[film] Instant Family (2018)

日本からの帰りの飛行機でみた映画とか。

行きの飛行機では、”The House with a Clock in Its Walls” (2018) -『ルイスと不思議の時計』ていうのを見ていて、家の仕掛けとかKyle MacLachlanの正体がわかってきたあたりで画面もコントローラーも動かなくなって、何度リセットして貰ってもだめで、ふて寝して終わった。帰りの便で見ればいいか、と思っていたら月が替わってもう見れなくなっていた。 がっくし。
というわけでこれ見た。 こっちでももうじき公開される。

Pete (Mark Wahlberg)とEllie (Rose Byrne)が夫婦で、別に子供ほしいわけでもほしくないわけでもなしでずっときて、周りのカップルの子供つくる、とか今度養子もらうんだ、とか言う話を聞いてつい里親募集のサイトを見てみたら泣いちゃって、養子を受けいれるための8週間のトレーニング、というのに参加して、実際の子供たちに会ったりした上で、3人の姉弟妹 – 15歳のLizzy (Isabela Moner), Juan, Litaをもらうことにする。 ここまでの経緯とかソーシャルワーカー、他の里親希望者とのやりとりもおもしろいのだが、子供たちが来てからのどたばたが楽しい。

もう大人に近くて生意気で、これまでの里親のことも自分の置かれた境遇とか新たな里親の動機とかぜんぶわかっているLizzyに、なにやってもだめだめですぐにべそべそ泣いちゃうJuanに、分別もなにもないLitaの3人をおとなしくさせて自分達を「親」と認めさせるのは生半可ではなくて、結局自分達の自己満足のために引き取ったんだろ、てLizzyには見透かされてて、そんなわけあるかよ、ってあがけばあがくほど裏目にでて疲弊して、やっぱりひとの親なんてムリだわ、になっていく。でもなんとか馴染んでよいかんじになってきたかも、と思ったら今度は彼らの実母が刑務所から出てきて更生したから引き取りたい、って言ってきて、Lizzyはそちらの方に傾いて。

展開も容易に想像できる、なんの無理も背伸びもしていないホームドラマなのだが、Mark WahlbergとRose Byrneのいかにもいそうな夫婦のかんじとか、どたばたを通してなんとなく「親子」になっていく5人の表情がなかなかよくて、最後にちょっとだけ出てくるJoan Cusackのおばちゃんも素敵で、幸いというべきか不幸というべきかどうでもいいけど、これまで家族というのにあんま憧れたこととかあまりなかった自分にもこういう家族ならいいかも、とか思えてしまったので、よいかも。

John Hughesが生きていたらそのうちこんなドラマを作ったのではないかしら、とか。

音楽はいろいろ流れるのだが唐突にきたbauhausの”Third Uncle”がなかなか。

Uncle Drew (2018)

きほんスポーツはやらないし見ないし、なのだがNYにいたのでYankeesとKnicks のは別で、90年代の真ん中あたり、Pat Riley が率いてPatrick Ewingがいてファイナルまで行った頃(があったんだよ坊や)の Knicksのゲームはずっと見ていて、そのときに敵方で一番あったまきていたのがMichael JordanとReggie Millerで、この作品にはそのReggie Millerがでてくる。

草バスケの頂点を目指すトーナメント - Rucker Classicで優勝を目指していたマネージャーのDaxがライバルにチームのエースも彼女も奪われてぼーっとしていたところで、かつてそこの伝説と呼ばれたUncle Drew (Kyrie Irving)と出会って、彼はまだぜんぜん動けそうだったのでチームに来てくれないか、というのだが、おじさんは条件がある、かつてのチームメンバーあと4人を集められるのであれば、と言うので車で全米を旅して説教師になっていたり目が見えなくなったり車椅子になっていたり空手屋になっていたりする仲間を集めてなんとか試合には出るところまでいくのだが…  ていう割とこてこて展開のスポーツ・コメディ(ヒップホップ以前)で、悪くなかったかも。 他の連中はChris WebberとかReggie MillerとかShaquille O'NealとかNate Robinsonとかで、みんな特殊メイクしているのだが別にしなくても、ってかんじがしたのと、あんまバカで突飛な展開にいかなかったのはしょうがないか。

どうせなら昔のライバルたちもみんな出す、とかタイムマシーン設定にしちゃうとか、いろいろ想像してみるのは楽しい。野球でもホッケーでもできるよね。

そういえば “Space Jam 2”はどうした?

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