5.07.2017

[music] Deftones

5日の金曜日、こどもの日に行きました。 こっちは当然休みじゃないよ。

最近やかましいの行ってないなー、と思ってなんかを探していたらChino Morenoが足の甲を骨折したというニュースが入ってきて、でも金曜日のロンドンのライブはやるから、チケットまだあるよ、ということだった。 フル・スロットル踏みこめない、手負いのDeftonesなら年寄りでも相手にできるかもしれないし、まだチケットが取れるということは英国ではあんま人気ないのかもしれないし、じゃあ久々に行ってやろうか、と前日に取ってみた。(←どれもめちゃくちゃあまかったバカ)

Deftonesは2003年にNY(たしかHammerstein Ballroom)で見ていて、そのときの彼らは”White Pony” (2000)を経て”Deftones” (2003)をリリースした直後、絶賛大爆発の真っ只中だった。 フロアに立ってたら死ぬ予感があったのでバルコニーから見下ろしていたのだが、あそこに落ちたら瞬間でミンチにされて破片の同定不可だな、くらいのものすごい肉塊の束と渦がありえないスピードでぶつかりあっていて、これは勝てん(←なにに?)てあっさり思ったのだった。

場所はAlexandra Palaceていう行ったことないところで、地下鉄とバスを乗り継いで1時間くらい、バスを降りると高台の公園で遠くにロンドンの街が見えてきれいだった、のだがそれよかものすごい行列が延びて続いていて、これがぜんぶ同じ建物に入るの? ひょっとして屋外? とか心配(ものすごく寒かった)になったがとにかく並んで、入り口まで行ったらまだチケットピックアップしてないひとはあっちよ、と逆サイドのBox Officeを指さされて、あうー、ってチケット拾ってさっきより少しは短くなった - 200mくらい - の列に並び直して、ようやく中に入れたのが9時少し前。 前座のおわりのほうで、垂れ幕をみたらAFIってあって、前のほうのみんなは大合唱していたので、あれはAFIだったのか(← 調べとけ)。

ここ、表示を見ると普段はアイススケートリンクをやっているとこらしくて、そこにものすごくいっぱいの人が入ってスケートじゃない、おしくらまんじゅうをしていた。フジのグリーンくらい入っていたのではないかしら。 ステージからうーんと離れて遠ざかって(こわいから)、それでも次から次へと人が詰まってくる。

Deftonesが出てきたのは9時を少し回ったくらいか、ライティングばりばりのおお盛りあがりで、会場がでっかいのでボトムが割れちゃうのはしょうがないけど、隙間からうんと遠くに見えたChino Morenoは仁王立ちでぜんぜん元気そうで手負いの獣とはとても思えない。 2003年のライブ以降、あまりきちんと聴いてこなくて、ややデジタルとかヒップホップ色が出てきているかんじはあったが、わたしはChinoの声 - バックが激しく、速く、強く走れば走るほど流されそうになって、でも必死で踏み留まろうとする彼の声が醸す色気みたいのが好きで、その点が損なわれていなかったので、とっても満足した。 (00年代前半の彼らは、砂を踏みしめていくようなバックの音とChinoの声の組み合わせが見事だったの)

でもここまで来るのに結構消耗したのと、寒さと、帰り、ライブが終わってからこれだけの人々がバスに殺到するであろうことを考えたら少し怖くなって(怖がってばかり)、"Digital Bath" - "Change (In the House of Flies)" - “Passenger”の白馬3連発を聴いたところで - 10:30くらい - 抜けて帰った。 あとでセットリストみたらその後もよかったのなー。 ちきしょう。 

他にやったのだと”Sextape”とか、すばらしかったなー。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。